天照大神論

著者 大和 岩雄
出版社 大和書房
ジャンル 民俗・信仰
出版年月日 2020/09/30
ISBN 9784479840831
判型・ページ数 4-6・339ページ
定価 本体3,500円+税
在庫 お取り寄せ
天照大神・高天原の表記が、「万葉集」に存在しないのはなぜか?
なぜ降臨神は「孫」で、降臨の司令神は「女神」なのか?
「天孫降臨神話」に込められた持統天皇の皇位継承の野望を解き明かす。
第一章 古代日神祭祀と始原の男女神と「天照大神」 
 「高天原」「天照大神」表記が無い『万葉集』
 文字なき時代の古代日本人の朝日・夕日信仰
 タテの高天原信仰でない古代王権の朝日信仰 ほか

第二章 カミロキ・カミロミ、タカミムスビ・カミムスビの男女神
 大林太良の「カムロキ」・「カムロミ」の見解
 松前健のカムロギ・カムロミ見解とムスビの神
 カミロキ・カミロミ表記と折口信夫の祝詞論 ほか

第三章  なぜ降臨神は「孫」で降臨の司令神は「女神」か
 なぜ降臨神は「天子」でなく「天孫」なのか
 天子降臨が嬰児の天孫降臨になっている神話
 「天子」が「天孫」になった事を示す論考と批判 ほか

第四章 持統朝末期の黒作懸佩刀の使用と天照大神
 『日本書紀』の持統天皇紀最後尾の異様な記事
 大友皇子の首を大海人皇子にとどけた石上麻呂
 壬申の乱の功労者の将軍高市皇子 ほか

第五章 日神の「天原」と天照大神の「高天原」と持統天皇
 『日本書紀』が記載する男神の「日神」
 『万葉集』の「天原」と持統天皇の諡号の「高天原」
 柿本人麻呂の「天照日女命」と「天の原の岩戸」  ほか

第六章 天香具山信仰が示す古代王権信仰と高天原
 「高天原」という用語についての諸見解
 「高天原」・「天原」という用語検証と「日神信仰」
 神武天皇の国土平定と天香山の「聖土」信仰 ほか

第七章 女神の日神天照大神を作文した原『古事記』
 前例のない皇孫を皇位につける皇位継承会議
 『日本書紀』の持統天皇十年紀記載の多品治
 天武朝での多品治の活動と友人の藤原大島 ほか

第八章 始原の鏡信仰と撞賢木厳之御魂天疎向津媛命
 始原の鏡信仰は日光を受けて照り輝く反射鏡
 駒井和愛の『中国古鏡の研究』と日本の初期の鏡
 九州の古代伊都国出土の巨大凸面鏡「内行花文鏡」  ほか

補記 「天照大神高座神社」について

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