空海「秘蔵宝鑰」をよむ

著者 福田 亮成
出版社 国書刊行会
ジャンル 日本仏教 > 真言宗系(密教含む)
出版年月日 2020/09/30
ISBN 9784336070678
判型・ページ数 A5・246ページ
定価 本体3,200円+税
在庫 在庫あり
宗教心を10段階に分け、心の深展を論究し、最終段階(密教)の扉を開く。
天長年間(824〜834)、淳和天皇の勅令により提出された教義書『秘蔵宝鑰』。
真言密教の開祖・空海が到達した密教の奥義であり、空海自身の精神遍歴をまとめたものでもある『秘蔵宝鑰』をわかりやすく解説。
本書の内容は、NHKラジオ「宗教の時間」で、2008年4月から2009年3月まで、1年間にわたって放送されたものである。
書籍化にあたり小見出しを付け、関連する12のテーマのコラムを加えた。
1 空海の時間と空間
2 『秘蔵宝鑰』―その著述目的と概要―
3 第一 異生羝羊心 ―動物的生活に終始する心
4 第二 愚童持斎心 ―自ら反省し、他人に施す心
5 第三 嬰童無畏心 ―死後天に生れると信じて安心する心
6 第四 唯薀無我心 すべての存在は五要素のみであるとする心
7 第五 抜業因種心 ―迷いの種子を引き抜こうとする心
8 第六 他縁大乗心 ―わけへだてることなく大慈悲心をふりそそぐ心
9 第七 覚心不生心 ―すべてのとらわれから解放される心
10 第八 如実一道心 ―すべてが清浄であり、障りがないものと観ずる心
11 第九 極無自性心 ―真実の世界でさえもうつろうものと観ずる心
12 第十 秘密荘厳心 ―秘密荘厳の扉を開く心

【コラム】
1 空海とグローバルスタンダード
2 『秘蔵宝鑰』と天長六本宗書
3 第一と第十
4 異文化との出会い 1「仏教と儒教」
5 バラモン教と仏教
6 王法と仏法と四恩
7 『大日経』との出会い
8 「唯識三年、倶舎八年」と法相宗
9 『大乗三論大義鈔』
10 異文化との出会い 2「仏教と神道」
11 「十住心体系」と「レイヤー」
12 空海の十住心体系の構想はいつからか

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