空海『三教指帰』

桓武天皇への必死の諫言

著者 藤井 淳
出版社 慶應義塾大学出版会
ジャンル 日本仏教 > 真言宗系(密教含む)
出版年月日 2022/04/25
ISBN 9784766425611
判型・ページ数 4-6・211ページ
定価 本体2,400円+税
在庫 在庫あり
官僚を目指していた空海が大学を辞め、二十四歳で著した『三教指帰』は、儒教、道教、仏教を戯曲形式で比較し、仏教が最上であることを親族に説得する「出家宣言の書」とこれまで理解されてきた。
本書は、激動の時代背景や神話・伝承、『日本書紀』などの歴史書と照らし合わせ、『三教指帰』執筆の隠された意図に迫る。
稀代の専制君主・桓武天皇に対する憤りと古来、天皇に仕えてきた祖先への誇り―。
両者に引き裂かれた若き空海が、命を賭して伝えようとしたのは何か?
プロローグ──憤懣(ふんまん)の書──
       
第1章 空海の決意──天皇への忠と祖先への孝
 1 空海とは誰か──これまでのイメージ
 2 来歴──誰に向けて書かれたか
 3 時代背景
 4 空海の時代の儒・道・仏

第2章 『聾瞽指帰(ろうこしいき)』を読み解く
 1 表と裏のメッセージ
 2 儒教の篇──暴君は誰か
 3 道教の篇──風狂の隠者たち
 4 仏教の篇──真の忠孝とは何か

第3章 忠孝の行く末
 1 『聾瞽指帰』のその後
 2 密教との出会い
 3 完成の日──天皇即位の伝承
 4 忠孝の行く末

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