新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
空海『三教指帰』
桓武天皇への必死の諫言
著者 | 藤井 淳 著 |
---|---|
出版社 | 慶應義塾大学出版会 |
ジャンル | 日本仏教 > 真言宗系(密教含む) |
出版年月日 | 2022/04/25 |
ISBN | 9784766425611 |
判型・ページ数 | 4-6・211ページ |
定価 | 本体2,400円+税 |
在庫 | 在庫あり |
官僚を目指していた空海が大学を辞め、二十四歳で著した『三教指帰』は、儒教、道教、仏教を戯曲形式で比較し、仏教が最上であることを親族に説得する「出家宣言の書」とこれまで理解されてきた。
本書は、激動の時代背景や神話・伝承、『日本書紀』などの歴史書と照らし合わせ、『三教指帰』執筆の隠された意図に迫る。
稀代の専制君主・桓武天皇に対する憤りと古来、天皇に仕えてきた祖先への誇り―。
両者に引き裂かれた若き空海が、命を賭して伝えようとしたのは何か?
本書は、激動の時代背景や神話・伝承、『日本書紀』などの歴史書と照らし合わせ、『三教指帰』執筆の隠された意図に迫る。
稀代の専制君主・桓武天皇に対する憤りと古来、天皇に仕えてきた祖先への誇り―。
両者に引き裂かれた若き空海が、命を賭して伝えようとしたのは何か?
プロローグ──憤懣(ふんまん)の書──
第1章 空海の決意──天皇への忠と祖先への孝
1 空海とは誰か──これまでのイメージ
2 来歴──誰に向けて書かれたか
3 時代背景
4 空海の時代の儒・道・仏
第2章 『聾瞽指帰(ろうこしいき)』を読み解く
1 表と裏のメッセージ
2 儒教の篇──暴君は誰か
3 道教の篇──風狂の隠者たち
4 仏教の篇──真の忠孝とは何か
第3章 忠孝の行く末
1 『聾瞽指帰』のその後
2 密教との出会い
3 完成の日──天皇即位の伝承
4 忠孝の行く末
第1章 空海の決意──天皇への忠と祖先への孝
1 空海とは誰か──これまでのイメージ
2 来歴──誰に向けて書かれたか
3 時代背景
4 空海の時代の儒・道・仏
第2章 『聾瞽指帰(ろうこしいき)』を読み解く
1 表と裏のメッセージ
2 儒教の篇──暴君は誰か
3 道教の篇──風狂の隠者たち
4 仏教の篇──真の忠孝とは何か
第3章 忠孝の行く末
1 『聾瞽指帰』のその後
2 密教との出会い
3 完成の日──天皇即位の伝承
4 忠孝の行く末