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訳注　弁顕密二教論

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著者	松長有慶著
出版社	春秋社
ジャンル	日本仏教 > 真言宗系（密教含む）
出版年月日	2022/01/20
ISBN	9784393113509
判型・ページ数	4-6・205ページ
定価	本体2,800円＋税
在庫	在庫あり

この本の内容

なぜ密教はすぐれているのか。
法身説法・果分可説の点から、唐から持ち帰った密教が仏教の中で最も勝れていることを喧伝した空海の初期の代表作に丁寧な解説を加え、わかりやすく読解した決定版。
《訳註シリーズ》最終巻！

『辯顕密二教論』の全体像
　１　顕教と密教
　２　法身説法
　３　果分の説不
　４　『釈摩訶衍論』の重視
　５　不読段
　６　撰述年代

『辯顕密二教論』巻上
　Ⅰ　序論
　　１　顕教と密教
　　２　顕密――教えの効能の優劣
　　３　撰述の目的
　Ⅱ　本論
　　１　顕と密の違い
　　２　法身説法の証拠
　　３　『釈論』による五重の問答
　　４　『釈論』に説かれる果海と因海
　　５　覚りの世界の諸仏と通常の世界の諸仏
　　６　『華厳経疏』における果分不可説
　　７　天台の章疏における果分不可説
　　８　法相宗の論における果分不可説
　　９　三論宗の論における果分不可説
　　10　密教の説く果分可説
　　11　法身説法の典拠としての『釈摩訶衍論』の説
　　12　即身成仏説の典拠

『辯顕密二教論』巻下
　13　なぜ密教が最高か
　14　法身説法の典拠
　15　法身説法とは何か――四種法身の説明
　16　法身説法の典拠と説明
　17　顕密二教の特質