日本古代の僧尼と社会 (OD版)

著者 勝浦 令子
出版社 吉川弘文館
ジャンル 歴史・資料 > 歴史
出版年月日 2020/11/01
ISBN 9784642723534
判型・ページ数 A5・429ページ
定価 本体13,500円+税
在庫 在庫あり
奈良朝に盛期を迎えた仏教は、多くの僧尼を輩出した。
僧尼の存在形態を東アジア諸国との比較やジェンダーの視点から分析し、「家」と僧尼の関係、尼・女性の役割を追究。
また、王権と民衆による仏教受容の実態にも迫る。

※オンデマンド版
1 日本古代の僧と尼
 第1章 八世紀における僧と尼―僧尼の公的把握の構造的差異
 第2章 僧尼の俗位と俗名

2 「家」と僧尼
 第3章 古代の「家」と僧尼―八世紀の中央貴族層の公的「家」を中心に
 第4章 八世紀の内裏仏事と女性―「仏名会」前身仏事を手がかりに
 第5章 古代宮廷女性組織と性別分業―宮人・巫女・尼の比較を通じて

3 東アジアにおける尼の比較研究
 第6章 東アジアの尼の成立事情と活動内容
 第7章 東アジアの尼の地位と役割
 第8章 法華滅罪之寺と洛陽安国寺法華道場

4 尼天皇と仏教
 第9章 称徳天皇の「仏教と王権」―八世紀の「法王」観と聖徳太子信仰の特質
 第10章 孝謙・称徳天皇による『宝星陀羅尼経』受容の特質―正倉院文書にみえる王権の間写経の一考察

5 民間の知識活動と僧尼
 第11章 行基の活動における民衆参加の特質―都市住民と女性の参加をめぐって
 第12章 行基の活動と畿内の民間仏教
 第13章 光覚知識経の研究
 第14章 金井沢碑を読む

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