土葬の村【講談社現代新書2606】

滅びゆく弔いの風習 これは恐らく、現存する最期の土葬の村の記録である。

著者 高橋 繁行
出版社 講談社
ジャンル 民俗・信仰
シリーズ 講談社現代新書
出版年月日 2021/02/20
ISBN 9784065225448
判型・ページ数 新書・312ページ
定価 本体1,000円+税
在庫 在庫あり
近い将来、日本の墓地から完全に消滅するであろう土葬。30年にわたる土葬の村の調査記録をはじめ、野焼き火葬の村、風葬の聖地・与論島の風習、土葬や野辺送りの怪談・奇譚について書き記す。
第一章 今も残る土葬の村
 1 南山城村の証言
 2 柳生の里にほど近い村で続く土葬・野辺送り
 3 映画「殯の森」の舞台となった土葬の村の変遷
 4 神式の土葬
 5 四十九日に墓をあばく村
 6 市民による新しい土葬の試み

第二章 野焼き火葬の村の証言
 1 野焼き名人
 2 野焼き火葬の終焉
 3 戦中・戦後の野焼き火葬

第三章 風葬 聖なる放置屍体
 1 風葬・土葬・火葬が併存する島
 2 海の向こうにあの世~ニライカナイの島の弔いの奇習
 3 与論島の仏教寺院の役割

第四章 土葬、野辺送りの怪談・奇譚
 1 奇妙な弔いの作法
 2 土葬、野焼き火葬異聞
 3 野帰り・あと供養

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