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歎異抄を読む

今、念仏に生きる意味を問う

国語の教員として長年勤めてきた著者が、人間の本質を鋭く見抜いた親鸞に惹かれ、古典文学の枠を超えた『歎異抄』の魅力を伝える。

著者 田中 好三
出版社 法藏館
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
出版年月日 2024/09/25
ISBN 9784831888068
判型・ページ数 4-6・166ページ
定価 本体1,300円+税
在庫 在庫あり
高校で国語の教員として長年勤めてきた著者が、古典文学の教材として『歎異抄』に出会い、鎌倉時代においてすでに人間の本質を鋭く見抜いていた親鸞の「人間観察」に惹かれ、古典文学の枠を超えた『歎異抄』の魅力を伝える。
はじめに
1 親鸞とその時代
延暦寺出身/親鸞という人/時代背景
2 親鸞聖人の教えを正しく伝えたい(序文)
親鸞に導かれた唯円/浄土門/お経とは/阿弥陀仏/本願と他力
3 すべての人を即座に救う阿弥陀さま(第一条)
誓願不思議/念仏と南無/摂取不捨/平等なはからい/正定聚
4 極楽か地獄かは私の知るところではない(第二条)
命がけの東国の信者たち/よき人の仰せ/親鸞の思い
5 煩悩まみれを自覚した悪人こそ救われる(第三条)
善人とは、悪人とは/煩悩/悪人正機/親鸞の立ち位置
6 人間の慈悲には限界がある(第四条)
愛と慈悲/聖道門と浄土門/親鸞の慈悲/往相回向と還相回向
7 父母の供養のための念仏はしない(第五条)
追善供養の手段としない/輪廻転生と生きる意味
8 師と仰ぐ人はいるが弟子は一人も持っていない(第六条)
弟子一人も持たず/仏のもとの平等/縁によるつながり
9 念仏の道は安心安全に開かれている(第七条)
無碍の一道/神仏習合/他力念仏/無碍光如来
10 念仏は阿弥陀仏の喚び声(第八条)
非行非善/阿弥陀仏の喚び声
11 煩悩があるからこそ救われる(第九条)
念仏しても喜びが湧かない/急いで浄土往生を求めないのはなぜ
12 他力とは「はからわないこと」である(第十条)
「無義」をもって「義」とす/親鸞亡き後の数々の異義
13 唯円による異義嘆の数々(第十一条~第十八条)
誓願不思議か名号不思議か(第十一条)/多様性・寛容の精神(第十二条)/宿業とは(第十三条)/感謝の念仏(第十四条)/即身成仏は不可能(第十五条)/回心は一回きりである(第十六条)/辺地往生も最後には真実の浄土へ(第十七条)/布施は信心あってこそ(第十八条)
14 念仏こそ浄土往生への正しい道である(後序)
法然の信心も親鸞の信心も同じ/聖教を手本とせよ/親鸞一人がためなりけり/二種深信/善悪の二つ存知せず/涙にくれて筆をとる
あとがき
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