新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
『正法眼蔵』「菩提薩埵四摂法」提唱
道元禅師の代表作『正法眼蔵』のうち、菩薩の生き方である「布施・愛語・利行・同事」を説いた四摂法の巻を、愛知県第一曹洞宗青年会45周年記念事業「眼蔵会」の提唱をもとに、稀代の禅師が語り尽くす。改めて見直したい四つの心構え。
菩提薩埵四摂法 原文
一 「菩提薩埵四摂法」解題
「菩提薩埵四摂法」執筆の背景
菩薩とはなにか
向上門の菩薩
向下門の菩薩
南無病気大菩薩
二 布施(前)
受けるのも布施
むさぼりの心を捨てる
良いことをしたという驕り
へつらいのない笑顔
「私」の入らぬ布施
人の見ている、いないにかかわらず
布施のしあいの世界
順縁、逆縁、ともにお育て
ほんのわずかでも、まごころをこめて
山頭火が出してくれた茶碗一杯のご飯
全部いただく、選り食いはせぬ
負ける修行、ゆずる修行
三 布施(後)
あなたがそこに、ただいるだけで
無心の布施
一句の布施、一草の布施
見返りを待たない布施
生きざますべてが布施となるような生き方を
自らに授かっている布施の力
もう一人のわたしに気づく
方便からはじめて得道にいたるまでも
心がものを転じ、ものが心を転ずる
四 愛語
人を立ち上がらせる言葉
愛から出た「バカヤロー」
安否を問う言葉がけ
母がわが子に向かうがごとく
立場をかえてみよう
無理してでも、愛の言葉を
今日只今を、生々世々に積み重ねて
愛語の持つちから
五 利行
宇宙船地球号のすべての仲間のために
ずっと先のほうまで考える
見返りを求めない
あまねく自他を利する
ただひとえに他のために
敵に塩を送った上杉謙信
天地いっぱいのうえに心を運ぶ
六 同事
自にもたがわず、他にもたがわず
事を同じくする実践のすがた
海と水のたとえ
一言を口に出すとき三つのことをたしかめる
大乗へのめざめ
賞罰なき宗教の世界
結果を待たずに道を求める
仏とはなにか
すべてを無条件で受け入れる
あとがき
一 「菩提薩埵四摂法」解題
「菩提薩埵四摂法」執筆の背景
菩薩とはなにか
向上門の菩薩
向下門の菩薩
南無病気大菩薩
二 布施(前)
受けるのも布施
むさぼりの心を捨てる
良いことをしたという驕り
へつらいのない笑顔
「私」の入らぬ布施
人の見ている、いないにかかわらず
布施のしあいの世界
順縁、逆縁、ともにお育て
ほんのわずかでも、まごころをこめて
山頭火が出してくれた茶碗一杯のご飯
全部いただく、選り食いはせぬ
負ける修行、ゆずる修行
三 布施(後)
あなたがそこに、ただいるだけで
無心の布施
一句の布施、一草の布施
見返りを待たない布施
生きざますべてが布施となるような生き方を
自らに授かっている布施の力
もう一人のわたしに気づく
方便からはじめて得道にいたるまでも
心がものを転じ、ものが心を転ずる
四 愛語
人を立ち上がらせる言葉
愛から出た「バカヤロー」
安否を問う言葉がけ
母がわが子に向かうがごとく
立場をかえてみよう
無理してでも、愛の言葉を
今日只今を、生々世々に積み重ねて
愛語の持つちから
五 利行
宇宙船地球号のすべての仲間のために
ずっと先のほうまで考える
見返りを求めない
あまねく自他を利する
ただひとえに他のために
敵に塩を送った上杉謙信
天地いっぱいのうえに心を運ぶ
六 同事
自にもたがわず、他にもたがわず
事を同じくする実践のすがた
海と水のたとえ
一言を口に出すとき三つのことをたしかめる
大乗へのめざめ
賞罰なき宗教の世界
結果を待たずに道を求める
仏とはなにか
すべてを無条件で受け入れる
あとがき