〈いのち〉をケアする医療

患者と医療者の新しい関係のあり方

著者 加藤 眞三
出版社 春秋社
ジャンル 入門・お経・実用 > 生・死、福祉・医療
出版年月日 2025/04/20
ISBN 9784393710883
判型・ページ数 4-6・309ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり
患者と医療者が対等な立場で対話し最適な医療を見つけることを主張してきた著者が、AIの時代を前に、
1・医療者や家族らと連帯する能力
2・情報を得て見分ける能力
3・自分の価値観を知る能力
の三つを身につけ、いのちを大切にする医療の集大成を示す。
はじめに

 I
第一章 医療についての基礎知識
 医療について考えてみませんか
 医療のはじまり
 医療をうけるための基礎知識

第二章 医師について知っておきたいこと
 歴史的にみる医師の役割の変遷
 医師の頭を支配する科学的思考と専門医思考

第三章 患者と医療者が協働する関係をつくる
 患者さんと社会的関係性
 患者さんから見た医師(医療者)との関係性
 事前の意思表示をどのようにしておくべきか
 「助けてください」と普通に言い合える社会を
 医療におけるスピリチュアルケア
 傾聴することの意味と目標について
 ピアサポート、仲間同士による支えあい

第四章 医療・健康情報リテラシー――その上手な利用の仕方
 インターネットの普及と医療・健康情報リテラシー
 信頼ある情報を入手するために
 新型コロナウイルスのパンデミック時の報道から見えたこと
 余命告知は誰のために、何のために
 親の死に目に会うことの難しさ

第五章 いのちをケアする
 生きること――食べること、息をすること、声を出すこと
 声に出して伝えること
 いのちにとっての多様性
 いのちの尊厳と自己決定権
 危機への遭遇時にたどる「魂のらせん階段」

 II
第六章 医療は患者中心へと移行し、それが広がりゆく
 インフォームド・コンセントの概念の広がり
 患者と医師の関係性の変化――親子関係からパートナーシップへ
 問題飲酒者に対する解決指向アプローチ
 コンプライアンスからアドヒアランス、そしてコンコーダンスの医療へ
 わが国におけるコンコーダンス医療のはじまり
 コンコーダンス医療への道を切り拓いた非専門家医師と患者・市民の力
 糖尿病の治療とエンパワーメント
 医療情報提供の広がり――インターネットとAI

第七章 全人的医療で医療の対象が深化する
 全人的医療とは
 プライマリ・ケアと総合診療
 心身医学、心療内科の流れ
 フランクルの実存療法
 終末期医療、緩和医療
 患者中心の医療が医療の本流になる

第八章 これからの医療が進む道程――未来の医療に向かって
 患者中心の医療の広がりと全人的医療の深化
 患者中心の医療はより内面に向かって深化する
 医療制度や社会の変化
 医療者の働き方は今後どのように変化するのか
 新しい時代の社会では組織はどのようになるのか
 医療における祈りとスピリチュアリティを再考する
 新しい医療は、かものは色(ティール)の世界にひらける

おわりに
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