新聞掲載広告(2024年9月~) - 2025.08.25
パーリ語初期韻文経典にみる 最古の仏教
従来の研究では曖昧だった初期韻文経典と散文経典を明確に区別し、初期韻文経典の説示を通して、ゴータマ・ブッダや直弟子たちの最も古い仏教を考察し、韻文経典の段階で教理化が進んでいることを明らかにした画期的書。
第一節 最古層経典にみるゴータマ・ブッダの教え
第二節 四聖諦の成立
第三節 三学の成立
第二章 「苦しみ」と「苦しみの起こるもと」
第一節 最古層経典にみる「苦しみ」と「苦しみの起こるもと」とは
第二節 「苦しみの起こるもと」とは
第三章 「自己の存在に対する正しい自覚」の宗教的意義
第一節 最古層経典における sata 、sati の用法
第二節 sata、sati からみた最古の仏教の宗教的意義
第三節 古層経典以降における sata と sati の展開
第四章 修行法の展開――三学と三十七道品
第一節 七種の修行法(三十七道品)の成立
第五章 三宝の成立と「信(saddhā)」の用法
第一節 三宝の成立意義
第二節 「信(saddhā)」の用法
第三節 仏教修行者の変容
第六章 ゴータマ・ブッダの教え――宗教実践から教理化への一断面
第一節 「蘊(khandha)」の成立へ
第二節 修行階梯と「三界」の成立