植民地近代という経験

植民地朝鮮と日本近代仏教

植民地朝鮮で展開された日本仏教の社会事業を、帝国史的視角から分析し、日本国内では捉えきれない近代仏教の特質を炙り出した野心作

著者 諸 点淑
出版社 法藏館
ジャンル 日本仏教 > 日本仏教総論
出版年月日 2018/06/30
ISBN 9784831855527
判型・ページ数 A5・356ページ
定価 本体7,500円+税
在庫 在庫あり
植民地朝鮮において展開された日本仏教の社会事業を、帝国史的視角から分析し、植民地という特殊空間においてより鮮明に具現化する日本仏教の近代的特質を炙り出した野心作。
序 章

  第一節 問題の所在

  第二節 近代「日本仏教」から韓国の近代史を読む

   1 近代「日本仏教」のとらえ方

   2 「帝国史的」な観点から近代の「日本仏教」をとらえなおす

   3 研究の方法

  第三節 先行研究

   1 日本「近代仏教」に関する研究現況

   2 東アジアにおける日本仏教の布教

   3 朝鮮における日本仏教の布教



第一章 日本仏教の社会事業の展開

  はじめに

  第一節 「日本型社会事業」の誕生

  第二節 真宗大谷派の社会事業の展開――「大谷派慈善協会」を中心に

  第三節 浄土宗の社会事業の展開――「浄土宗労働共済会」を中心に

  おわりに



第二章 植民地朝鮮における真宗大谷派の社会事業

  はじめに

  第一節 真宗大谷派の朝鮮布教

   1 近代宗教概念をめぐる両国の宗教事情

   2 真宗大谷派の朝鮮布教

  第二節 真宗大谷派の初期社会事業

   1日本人居留民の登場

   2 各地域における日本人居留民対象の社会事業

   3 各地域における朝鮮人対象の社会事業

  第三節 植民地朝鮮における真宗大谷派の社会事業――「向上会館」を中心に

   1 向上会館の設立背景

   2 向上会館の事業内容

おわりに



第三章 植民地朝鮮における浄土宗の社会事業

  はじめに

  第一節 浄土宗の朝鮮布教

   1 浄土宗の海外布教

   2 浄土宗の朝鮮布教

  第二節 浄土宗の初期社会事業

   1 浄土宗の初期教育事業の動向

   2 開城学堂

   3 明進学校

  第三節 植民地朝鮮における浄土宗の社会事業

   1 釜山共生園・開城学堂商業学校

   2 和光教園の設立背景

   3 和光教園の事業内容

   4 新聞紙上に登場する「和光教園」

  おわりに



結 章



あとがき

人名索引

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