戦国期宗教勢力史論

日本社会が中世から近世へと変革していく十五世紀後半から十六世紀、戦国期宗教勢力としての本願寺教団の歴史的実態を明らかにする。

著者 安藤 弥
出版社 法藏館
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
出版年月日 2019/03/25
ISBN 9784831862518
判型・ページ数 A5・618ページ
定価 本体12,000円+税
在庫 在庫あり
日本社会が中世から近世へと変革していく十五世紀後半から十六世紀、
戦国期宗教勢力としての本願寺教団の歴史的実態を明らかにする。
序 論                          
第Ⅰ部 戦国期本願寺教団の儀式・組織
第一章 本願寺「報恩講」の始源
―親鸞~覚如期・親鸞三十三回忌         
第二章 本願寺「報恩講」の確立
―蓮如~実如期・「教団」形成との関係性        
第三章 本願寺「報恩講」の展開
―証如期・「教団」構造との関係性
第四章 親鸞三百回忌の歴史的意義(一)
―顕如期・「報恩講」の変容
第五章 親鸞三百回忌の歴史的意義(二)
―「報恩講」のはじまり
第六章 戦国末・近世初期の本願寺「報恩講」
第七章 大坂本願寺の御堂衆をめぐって
第八章 大坂本願寺における「斎」行事
補論1 『顕誓領解之訴状』考     
補論2 「権化の清流」は「霊場」へ
―『反古裏書』に読む戦国期真宗僧の論理                
補論3 戦国期真宗僧の歴史認識
―『山科御坊事?其時代事』から『本願寺作法之次第』へ                 

第Ⅱ部 戦国期本願寺教団の社会的位置
第一章 中世の本願寺造営史
―大谷・山科・大坂・天満        
第二章 戦国期本願寺「教団」の形成     
第三章 本願寺証如『天文日記』について     
第四章 戦国期の大坂本願寺教団と比叡山延暦寺
     ―『天文日記』の検討を中心に
補論1  本願寺顕如の誕生・継職     
第五章 本願寺「門跡成」ノート        
補論2 本願寺の脇門跡興正寺顕尊について     
第六章 京都東山大仏千僧会と一向宗
―戦国期宗教勢力の帰結―         
補論3 「一向宗(衆)」について     
第七章 本願寺教如の生涯と歴史的論点     
第八章 本願寺教如の宗教活動と社会的位置  
 本書の総括と今後の課題 

 初出一覧
あとがき
索引

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