密教美術の図像学

図像解釈学に基づきインド・チベット・ネパールを中心としたアジアの密教美術を網羅的に考察し、従来の密教美術研究の通説を覆す。

著者 森 雅秀
出版社 法藏館
ジャンル 美術
出版年月日 2017/02/28
ISBN 9784831863690
判型・ページ数 A5・513ページ
定価 本体20,000円+税
在庫 在庫あり
本書はインド・チベット・ネパールを中心としたアジアの密教美術に関する学際的な研究成果である。

図像解釈学(イコノロジー)的な分析を基本としつつ、宗教学・仏教学・文化史学・哲学・考古学などのさまざまな学問領域の研究成果も取り入れ、密教美術研究に新たな局面を切り開く。東南アジアや日本の密教美術についての考察も含み、インドを中心とした南アジアの密教美術のアジア的展開や、それぞれの地域の密教美術がアジア全体に占める位置を明らかにする。
第一部 図像を解釈するために:第一章 テキストを読む・図像を読む/第二章 仏教学と図像研究
第二部 インドにおける密教美術の形成:第一章 密教仏の形成/第二章 オリッサ州カタック地区出土の四臂観音立像/第三章 インドの不空羂索観音/第四章 エローラ第11窟、第12窟の菩薩群像
第三部 密教仏のイメージの展開:第一章 十忿怒尊のイメージをめぐる考察/第二章 賢劫十六尊の構成と表現/第三章 チベットの大日如来/第四章 ネパールの大日如来/第五章 般若波羅蜜の図像
第四部 マンダラの形が表すもの:第一章 マンダラの形態の歴史的変遷/第二章 観想上のマンダラと儀礼のためのマンダラ/第三章 サンヴァラマンダラの図像学的考察/第四章 時輪マンダラの墨打ち法
第五部 忿怒尊と女尊の図像学:第一章 感得像と聖なるものに関する一考察/第二章 仏教における殺しと救い/第三章 鬼子母神における母と子のイメージをめぐって/第四章 インド神話に見る残虐な美女の図像学/第五章 地獄絵に見る死とグロテクスクのイメージ
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