たたかう神仏の図像学

勝軍地蔵と中世社会

著者 黒田 智
出版社 吉川弘文館
ジャンル 美術
歴史・資料 > 歴史
出版年月日 2021/12/10
ISBN 9784642016667
判型・ページ数 A5・321ページ
定価 本体3,800円+税
在庫 在庫あり
戦乱に明け暮れる中世社会。
人びとは、仏法により正当化された武を奮い、平和と安穏を創造する神仏を希求した。
軍神(いくさがみ)たる勝軍地蔵(しょうぐんじぞう)は、どのようにして誕生し、時代とともに変貌をとげながら、今日まで生きつづけたのか。列島各地に残る700点余の作例から、勝軍地蔵信仰の誕生と中世的世界観を読み解き、800年にわたる戦争と平和の歴史を辿る。
Ⅰ 「日輪御影」を読む
 1 「日輪御影」
 2 甲冑の異人
 3 勝軍地蔵の入京

Ⅱ 勝軍地蔵の東漸
 1 王城鎮護の地蔵
 2 摂家将軍の武威
 3 勝軍地蔵の鎌

Ⅲ 三つの円光―太陽と月と星のシンボリズム
 1 三光地蔵と三光の図像学
 2 とり違えられた肖像
 3 日輪信仰の世紀

Ⅳ 勝軍地蔵の図像学
 1 異形の地蔵像
 2 甲冑騎馬肖像画と勝軍地蔵
 3 愛宕勝軍地蔵の図像学

Ⅴ 軍神論―戦勝を担保するもの
 1 互酬性という両刃の剣
 2 もうひとつの戦争―調伏と鎮魂
 3 供犠と軍神―血祭の系譜
 4 手負う神仏―軍神の戦争④

Ⅵ 水の神の変貌
 1 矢取地蔵譚の水脈
 2 水の神としての地蔵
 3 湖東の水争いと矢取地蔵
 4 羅城門の祈雨争い
 5 水の神の変貌

Ⅶ 勝軍地蔵の800年
 1 愛宕勝軍地蔵信仰の伝承圏
 2 戦国大名、天下人たちの守護神
 3 鎮城と火伏の神から近代戦争へ

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