平安時代の寺院と民衆

往生伝の分析を通じ、当時の社会・民衆の死生観や寺院の果たした役割など、平安時代浄土教を解明。

著者 西口 順子
出版社 法藏館
ジャンル 歴史・資料 > 歴史
出版年月日 2004/09/01
ISBN 9784831874610
判型・ページ数 A5・406ページ
定価 本体8,700円+税
在庫 品切れ・重版未定
往生伝の分析を通じ、当時の社会・民衆の死生観や寺院の果たした役割など、平安時代浄土教を解明。
Ⅰ定額寺と御願寺
 ・梵釈寺と等定
 ・定額寺について
 ・平安時代初期寺院の考察―御願寺を中心に
 ・いわゆる「国衙の寺」
 ・白河御願寺小論
Ⅱ 地方霊場の登場
 ・平安初期における大和国諸寺の動向
 ・九・十世紀における地方豪族の私寺
 ・紀伊国粉河寺とその縁起
 ・磯長太子廟とその周辺
 ・無動寺蔵本「鞍馬縁起」について
Ⅲ 死と往生
 ・浄土願生者の苦悩―往生伝における奇瑞と夢告
 ・院政期の大原別所―良忍伝をめぐって
 ・往生伝の成立―三善為康の往生伝を中心に
 ・「天皇の往生」おぼえがき―堀河天皇の死をめぐって
 ・天皇の死と上皇の死―白河上皇を中心に
 ・承元二年多武峰大織冠像焼失をめぐって 
 初出一覧
 あとがき
 索引

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