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法然仏教の諸相
仏教学から福祉・経済学に至るまで、総勢69名による論考を一挙収載。仏教学・宗教学・哲学・浄土教研究者必備の大論集。
著者 | 藤本淨彦先生古稀記念論文集刊行会 編 |
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出版社 | 法藏館 |
ジャンル | 日本仏教 > 浄土宗系 |
出版年月日 | 2014/12/01 |
ISBN | 9784831877031 |
判型・ページ数 | A5・1360ページ |
定価 | 本体25,000円+税 |
在庫 | 在庫あり |
宗門の枠を超え、世界的視野で法然浄土教を捉えてきた佛教大学名誉教授藤本淨彦先生の古稀を祝し、仏教学から福祉・経済学に至るまで、総勢69名による論考を一挙収載。仏教学・宗教学・哲学・浄土教研究者必備の大論集。
お祝いの言葉 (伊藤唯眞)
藤本淨彦先生の古稀を祝って (八木季生)
序分 (高橋弘次)
藤本淨彦先生 履歴と業績
第一部 歴史・文献の相
インド浄土教の発祥地 (西村実則)
『十誦律』にみられる浄法 (山極伸之)
世親、ヤショミトラとヴァーツヤーヤナ、ウッディヨータカラ 部分の集合論と全体(avayavin)論 (森山清徹)
『摂大乗論』及びその注釈における「経と道理」についての一考察 (薊法明)
中国伝存の『観年法門』と『法事讃』の価値 (齊藤隆信)
迦才「浄土論」における修道大系 四種無生忍説を中心に (工藤量導)
和訳『釋浄土郡疑論』巻第一 その三 (村上真瑞)
義寂撰『無量寿経述記』所引経論に見る思想的特色 (南宏信)
明末『阿弥陀経』註釈の興隆 シュ宏『阿弥陀経疏鈔』「若一日乃至若七日」の解釈をめぐって (石上壽應)
『源空聖人私日記』の編集意図について (中野正明)
法然と親鸞の遺跡巡拝 二十五霊場と二十四輩 (山本博子)
戦国期の法然聖人信仰と廟堂知恩院 (今堀太逸)
近世初期の知恩院住職と檀林生大巌寺の関係について (宇高良哲)
檀王法林寺所蔵 袋中良定『摧邪輪抄書』について (米澤実江子)獨湛著の『當麻曼荼丸寶塔引』 (田中芳道(実マルコス))
忍澂『普勸念佛無盡燈會録』 (藤堂俊英)
近世末の法然伝 法洲・法道『御伝撮要講説』を中心に (東海林良昌)
明治期浄土教における高等教育進学経路の変遷 (江島尚俊)
明治の念仏僧・原 青民の研究(二) 山崎弁栄との影響関係から見えてくるもの (長谷川匡俊)
荻原雲来と渡辺海旭の仏典研究(石田一裕)
第二部 教義・思想の相
極楽の衆生の寿量をめぐって (齊藤舜健)
三輩説に関する一試論 (柴田泰山)
感応思想と浄土教 (曽和義宏)
善導大師における「十地」思想の展開 特に『往生礼讃』を中心として (河波昌)
『観経疏』に見られる「我」について 倫理主体として (西本明央)
『逆修説法』第一七日における『無量寿経』解釈 同書各同経解釈の位置付け (角野玄樹)
「略選択」文中の「速やかに」ついて (佐藤健)
『選択集』第十二章における随自意・随他意説 諸行往生の可能性に関する善裕昭説の検討 (本庄良文)
法然上人の『往生要集』観 『選択集』第三・四章を中心に (斎藤蒙光)
法然上人の三輩・九品往生思想 『選択集』を主に (谷本友安)
法然上人の三輩九品説について 念仏観と三輩九品の意義 (中御門敬教)
『一枚起請文』の成立をめぐる一考察(下) (林田康順)
法然遺文における至誠心の諸相 (市川定敬)
明遍との問答における一考察 特に「おほらか」の語意の解釈をめぐって (井野周隆)
決定往生の信をめぐって (曽根宣雄)
法然と信心の世界 消息類を中心に (笹田教彰)
法然上人における編集力の一考察 空海『弁顕密二教論』からの引用をめぐって (神山榮輝)
聖光の著作活動の目的について (郡嶋昭示)
法然教学の現代化 優婆提舎について 浄土宗第二祖聖光上人の教学姿勢に学ぶ (澤田謙照)
法然と山崎弁栄 法然に対する弁栄のとらえ方 (名島潤慈)
法然教学と共生 (神谷正義)
法然研究における文献的課題 宗学論と学問 (伊藤真宏)
法然仏教の帰するところ (梶村昇)
第三部 実践・応用の相
法然仏教における臨終行儀 (永田真隆)
対人援助の観点から見た法然仏教(二) 被援助者の依存力獲得への貢献可能性 (曽田俊弘)
『法然上人絵伝』にみる念仏の住まいの様相 (西村謙司)
「意味のある消極」の意味 佐藤春夫と法然上人 (山本正廣)
浄土宗における四恩説の受容について (吉永岳彦)
近世説法指南書にみる不浄説法観 (宮入良光)
半月布薩式について (西城宗隆)
授戒会説戒における問題点 「念戒一致」を中心に (後藤真法)
仏教倫理と生命倫理 (今岡達雄)
ポスト災害社会における宗教の役割と死生観のゆくえ とくに二〇世紀九〇年代の「自然葬」の動向をめぐって (何燕生)
事故の「場」における記憶の継承 (名和清隆)
高度経済成長の労働者家庭における教育支出効果の経済分析 (勝木太一)
第四部 学際・比較の相
日本近代キリスト者の法然・親鸞鑚仰 内村鑑三と賀川豊彦の法然・親鸞論 (浜田直也)
ハワイにおける日系宗教の現況と展望 浄土宗の調査から (武田道生)
法然上人の念仏の相続における「三昧発得」 その必然性と意義/カトリック司祭の視点から (加藤智)
キリスト教修道制に関する一考察 「折れ、そして働け(ora et labora)」の言葉を切り口として (水口隆司)
『神曲』、悔悛の一様相 「煉獄」が描く信仰への手引き (前田信剛)
How Do Buddhism and Christianity Relate to Other Religions?:Comparative Studies of Cases in China and Japan (Martin Repp)
Disenchanting Medieval Japan:Honen and Shinran in a Weberian Perspective (Christoph Kleine)
Contemporary Perspectives on Honen’s and Shinran’s Concepts of the ”Salvation of Women”(Nyonin Ojo) (Simone Heidegger)
Honen Meets Elizabeth:A Fictional Account of a Conversation on the Nature of Grace (Katja Triplett)
The Nembutsu as Ethos:Shinran’s Understanding of Practice in the Light of Heidegger 親鸞における念仏の行 ハイデガー思想に照らして (Denis Hirota)
Pure Land Buddhism in the Global Age (Ugo Dessi)
英文タイトル一覧
執筆者紹介
編集後記
藤本淨彦先生の古稀を祝って (八木季生)
序分 (高橋弘次)
藤本淨彦先生 履歴と業績
第一部 歴史・文献の相
インド浄土教の発祥地 (西村実則)
『十誦律』にみられる浄法 (山極伸之)
世親、ヤショミトラとヴァーツヤーヤナ、ウッディヨータカラ 部分の集合論と全体(avayavin)論 (森山清徹)
『摂大乗論』及びその注釈における「経と道理」についての一考察 (薊法明)
中国伝存の『観年法門』と『法事讃』の価値 (齊藤隆信)
迦才「浄土論」における修道大系 四種無生忍説を中心に (工藤量導)
和訳『釋浄土郡疑論』巻第一 その三 (村上真瑞)
義寂撰『無量寿経述記』所引経論に見る思想的特色 (南宏信)
明末『阿弥陀経』註釈の興隆 シュ宏『阿弥陀経疏鈔』「若一日乃至若七日」の解釈をめぐって (石上壽應)
『源空聖人私日記』の編集意図について (中野正明)
法然と親鸞の遺跡巡拝 二十五霊場と二十四輩 (山本博子)
戦国期の法然聖人信仰と廟堂知恩院 (今堀太逸)
近世初期の知恩院住職と檀林生大巌寺の関係について (宇高良哲)
檀王法林寺所蔵 袋中良定『摧邪輪抄書』について (米澤実江子)獨湛著の『當麻曼荼丸寶塔引』 (田中芳道(実マルコス))
忍澂『普勸念佛無盡燈會録』 (藤堂俊英)
近世末の法然伝 法洲・法道『御伝撮要講説』を中心に (東海林良昌)
明治期浄土教における高等教育進学経路の変遷 (江島尚俊)
明治の念仏僧・原 青民の研究(二) 山崎弁栄との影響関係から見えてくるもの (長谷川匡俊)
荻原雲来と渡辺海旭の仏典研究(石田一裕)
第二部 教義・思想の相
極楽の衆生の寿量をめぐって (齊藤舜健)
三輩説に関する一試論 (柴田泰山)
感応思想と浄土教 (曽和義宏)
善導大師における「十地」思想の展開 特に『往生礼讃』を中心として (河波昌)
『観経疏』に見られる「我」について 倫理主体として (西本明央)
『逆修説法』第一七日における『無量寿経』解釈 同書各同経解釈の位置付け (角野玄樹)
「略選択」文中の「速やかに」ついて (佐藤健)
『選択集』第十二章における随自意・随他意説 諸行往生の可能性に関する善裕昭説の検討 (本庄良文)
法然上人の『往生要集』観 『選択集』第三・四章を中心に (斎藤蒙光)
法然上人の三輩・九品往生思想 『選択集』を主に (谷本友安)
法然上人の三輩九品説について 念仏観と三輩九品の意義 (中御門敬教)
『一枚起請文』の成立をめぐる一考察(下) (林田康順)
法然遺文における至誠心の諸相 (市川定敬)
明遍との問答における一考察 特に「おほらか」の語意の解釈をめぐって (井野周隆)
決定往生の信をめぐって (曽根宣雄)
法然と信心の世界 消息類を中心に (笹田教彰)
法然上人における編集力の一考察 空海『弁顕密二教論』からの引用をめぐって (神山榮輝)
聖光の著作活動の目的について (郡嶋昭示)
法然教学の現代化 優婆提舎について 浄土宗第二祖聖光上人の教学姿勢に学ぶ (澤田謙照)
法然と山崎弁栄 法然に対する弁栄のとらえ方 (名島潤慈)
法然教学と共生 (神谷正義)
法然研究における文献的課題 宗学論と学問 (伊藤真宏)
法然仏教の帰するところ (梶村昇)
第三部 実践・応用の相
法然仏教における臨終行儀 (永田真隆)
対人援助の観点から見た法然仏教(二) 被援助者の依存力獲得への貢献可能性 (曽田俊弘)
『法然上人絵伝』にみる念仏の住まいの様相 (西村謙司)
「意味のある消極」の意味 佐藤春夫と法然上人 (山本正廣)
浄土宗における四恩説の受容について (吉永岳彦)
近世説法指南書にみる不浄説法観 (宮入良光)
半月布薩式について (西城宗隆)
授戒会説戒における問題点 「念戒一致」を中心に (後藤真法)
仏教倫理と生命倫理 (今岡達雄)
ポスト災害社会における宗教の役割と死生観のゆくえ とくに二〇世紀九〇年代の「自然葬」の動向をめぐって (何燕生)
事故の「場」における記憶の継承 (名和清隆)
高度経済成長の労働者家庭における教育支出効果の経済分析 (勝木太一)
第四部 学際・比較の相
日本近代キリスト者の法然・親鸞鑚仰 内村鑑三と賀川豊彦の法然・親鸞論 (浜田直也)
ハワイにおける日系宗教の現況と展望 浄土宗の調査から (武田道生)
法然上人の念仏の相続における「三昧発得」 その必然性と意義/カトリック司祭の視点から (加藤智)
キリスト教修道制に関する一考察 「折れ、そして働け(ora et labora)」の言葉を切り口として (水口隆司)
『神曲』、悔悛の一様相 「煉獄」が描く信仰への手引き (前田信剛)
How Do Buddhism and Christianity Relate to Other Religions?:Comparative Studies of Cases in China and Japan (Martin Repp)
Disenchanting Medieval Japan:Honen and Shinran in a Weberian Perspective (Christoph Kleine)
Contemporary Perspectives on Honen’s and Shinran’s Concepts of the ”Salvation of Women”(Nyonin Ojo) (Simone Heidegger)
Honen Meets Elizabeth:A Fictional Account of a Conversation on the Nature of Grace (Katja Triplett)
The Nembutsu as Ethos:Shinran’s Understanding of Practice in the Light of Heidegger 親鸞における念仏の行 ハイデガー思想に照らして (Denis Hirota)
Pure Land Buddhism in the Global Age (Ugo Dessi)
英文タイトル一覧
執筆者紹介
編集後記