現代思想としての清沢満之

現代における清沢思想の意義を見直し、現代人に“同時代的思想家”としてのあり方を問い直す渾身の論考など10篇を収載。

著者 安冨 信哉
出版社 法藏館
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
シリーズ 各シリーズ > 清沢満之
出版年月日 2019/03/31
ISBN 9784831887702
判型・ページ数 4-6・262ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり
現代における清沢思想の意義を見直し、現代人に“同時代的思想家”としてのあり方を問い直す渾身の論考など10篇を収載。
序にかえて(西本祐攝)

Ⅰ 論文篇
清沢満之の公共思想
はじめに/一、内観反省から浩々洞へ/二、『有限無限録』の公共思想/三、公共性の回復──「精神主義」へ/むすび──自律と協同
清沢満之における念仏──自己回復への道
はじめに/一、清沢への疑問/二、念仏為本の伝統/三、「他力の救済」/おわりに
宗教的「個」の課題――「精神主義」における自己と他者
一、「我」の時代/二、「我」と「他者」/三、宗教的「個」の形成と特質/四、「今ノ世」の独我論的状況と「精神主義」/五、宗教と倫理の葛藤
明治中期における宗教と倫理の葛藤――清沢満之の「精神主義」を視点として
はじめに/一、明治仏教と倫理/二、倫理から宗教へ/三、宗教から倫理へ/おわりに
現代思想としての清沢満之―─そのカレイドスコープの一視角から
はじめに/一、私の「精神主義」研究/二、研究に見出されたこと──宗教的「個」の思想として/三、「精神主義」再考の諸点──倫理問題を手がかりに/おわりに

Ⅱ 講演篇
清沢満之と「精神主義」
はじめに/一、危機の諸相/二、危機の内観/三、回心・転機の教学
個立と協同─―石水期・清沢満之を手がかりとして
はじめに/一、石水期について/二、『在床懺悔録』/三、『他力門哲学骸骨試稿』/おわりに
近代と真宗──宗教的「個」の系譜
一、「近代と真宗」への一視点/二、「種」の論理と、時代としての近代/三、清沢満之における宗教的「個」/四、高木顕明における宗教的「個」/五、佐々木月樵における宗教的「個」
人間成就の教育──清沢満之の教育観
はじめに/一、自己の修養・他己の開発/二、ソクラテス的教育法/三、議論と大笑い/四、「教育勅語」体制のなかで/五、浄土真宗の学場/六、独尊子の養成/おわりに
今、清沢満之に憶う──生誕一五〇年にあたって
一、清沢満之没後一一〇年、生誕一五〇年/二、「心の習慣」/三、士族の家柄からくる武士的精神/四、外国語を通して開明的な精神を養う/五、「土徳」に育まれた宗教的精神・母の残した求道的精神/六、一生を貫く帰依三宝の精神/七、大いなる気概、理詰めの体質/八、満々たる自負心の裏にある深い不安/九、宗教の主体的・求道的・思想的研究/一〇、清沢先生の僧伽への祈り/一一、何によって「不安に立つか」

解説(名和達宣)

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