国家神道と国体論 【久伊豆神社小教院叢書12】

宗教とナショナリズムの学際的研究

著者 藤田 大誠
出版社 弘文堂
ジャンル 民俗・信仰
シリーズ 久伊豆神社小教院叢書
出版年月日 2019/09/30
ISBN 9784335160950
判型・ページ数 A5・536ページ
定価 本体7,000円+税
在庫 在庫あり
「国家神道」研究と「国体論」研究は、いずれも近代日本の宗教とナショナリズムに関わる重要な主題にもかかわらず、意外なことに深い交渉を持たないまま別個に展開してきました。
その溝を埋め、両主題の研究成果を意識的に接続して新機軸を打ち出す気鋭の論者によって国家神道・国体論の新時代を告げる論集です。
国家神道と国体論に関する学際的研究序説

第1部 国家・神社・神道
 「国家ノ宗祀」の制度と精神
 近代における造化三神論の展開
 日露戦後の神社中心主義政策と戦前日本の神社観―「神社‐ネオ国教」試論
 十九世紀建築論と明治天皇奉斎―表象・趣味・ナショナリズム
 実業家と伊勢神宮参拝に関する一試論
 戦前期における官社宮司のキャリア形成―藤巻正之の事績を手掛かりとして
 国立ハンセン病療養所の神社創建―国家権力下のムラの神

第2部 国民・教育・宗教
 近代日本の初等教育における政教分離原則とその緩和
 昭和戦前期の仏教界と海外日系二世―見学団、日本留学、修学団に注目して
 戦前期における谷口雅春の国体言説―国体明徴運動の影響をめぐって
 昭和十年の消防招魂祭
 「西の靖國」の創建―地域神社の戦時期
 靖國神社と「福祉国家」―方法的序論
 国立墓地群を通して見る韓国ネイション内部の「亀裂」について

第3部 国体・思想・学問
 筧克彦の思想と活動―国体論との関わりに注目して
 河野省三の学問と思想―神社を背景とした国体論
 近代神道と「八紘一宇」―二荒芳徳の「八紘為宇」論を中心に
 井上孚麿の新体制批判と天皇親政論
 里見岸雄と「国体明徴」―「天皇機関説の検討」から“日本国体学会”の設立へ
 国体明徴運動と憲法学者
 「国家神道」と「国体」のあいだにて

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