大化改新を考える 【岩波新書 新赤版1743】

著者 吉村 武彦
出版社 岩波書店
ジャンル 歴史・資料 > 歴史
シリーズ 岩波新書 新赤版
出版年月日 2018/10/19
ISBN 9784004317432
判型・ページ数 新書・246ページ
定価 本体840円+税
在庫 お取り寄せ
六四五年、蘇我入鹿暗殺。このクーデターを契機とし、激動の東アジア情勢を背景に「大化改新」が始まる。

新たな中央集権国家形成を目指した改革が実行されてゆくなかで、具体的に社会はどう変わったのか。例えばそのヒントは『日本書紀』の「雨乞い」記事にある―。

文献の徹底した解読と考古資料の検討を通じ実態に迫る。
プロローグ―神々の大化改新

1 『日本書紀』が描く「大化改新」とは
 東アジアの政変―隋・唐の建国と乙巳の変
 孝徳天皇の即位と「改革の使者」
 「改新詔」を復元する  ほか

2 「諸国」を統べる新政権―京・畿内と「評制」
 難波遷都と京・畿内・国
 新たな地域支配―国造支配から立評へ
 地域の拠点と開発  ほか

3 社会習俗の「文明開化」
 「愚俗の改廃」と婚姻習俗
 祓除の禁止と薄葬令
 宮廷儀礼と歌木簡  ほか

エピローグ―大化改新後と民衆

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