夏祭りの戯れ

著者 大西 昭彦
出版社 東方出版(大阪)
ジャンル 民俗・信仰
出版年月日 2018/07/10
ISBN 9784862493330
判型・ページ数 4-6・190ページ
定価 本体2,000円+税
在庫 お取り寄せ
夏は祭りの季節。日本全国のそこここに非日常の空間が出現する。神々の大祭から鬼たちの奇祭まで、全国の70あまりの祭りをとりあげ、その多様さと謎を解き明かす。
はじめに

序章 祭りに隠されているもの
 〈祭祀機械〉とテロリズム/増殖の冬祭り、浄化の夏祭り/生者と死者のシンメトリー/
 〈見えない存在〉による演劇と破壊

第1章 火のもつ不思議な力
 火は異界への通路/北方民族の魂と語らう/富士山と巨大たいまつ/熊野の山に燃え立つ炎/
 京都を焦がす送り火/三河に伝わる火の技術

第2章 神輿、山を駆け水を渡る
 都から広がった神輿文化/木曽の荒ぶる神輿/夏の海と茅ヶ崎甚句/海洋信仰と通過儀礼/
 水による神輿の清め/ 関東神輿の「水掛け」

第3章 巨大な山車が町を練る
 神を迎える豪華な飾り/那須烏山の巨大な「山」/博多っ子の魂、山笠/夜に変身する大山笠/
 優美な髭籠に神が宿る/牛鬼の山車が練り歩く/雨を呼ぶ讃岐の竜
 
第4章 異界につながる船の祭り
 海洋民族としての記憶/水に映る壮麗な提灯飾り/豪華絢爛、なにわの川祭り/
 厳島に伝わる平家の栄華/華やかでやがて寂しき精霊船/ニライカナイとハーリー

第5章 京から広がる祇園の祭り
 祇園祭のポリティクス/八坂神社と山鉾町/近江商人たちの曳山/神に嫁ぐ南会津の花嫁/
 唐津の巨大な岩山笠/津和野に伝わる鷺の舞

第6章 海路がつなぐ北の祭り
 上方文化、北国に伝わる/勇壮優美な能登のキリコ/簡素なキリコとあばれ神輿/
 たてもんと漁師町の熱気/揺れる竿燈、稲穂の実り/ねぶたを流す青森の夏

第7章 死霊たちとともに踊る夜
 陶酔を呼びこむ狂おしい踊り/水の郷、奥美濃の盆踊り/ぞめきのリズムと阿波の夏/
 亡者と踊る西の島、北の里/紙灯籠を頭にのせて/陽気さ漂う北のよされ

第8章 祭囃子が聞こえてくると
 時空間を切りとる祭りの音/情感漂う風鎮めの夜/夜叉や幽霊たちの陣太鼓/
 異国的なジャンガラの響き/日本一やかましい囃子/鉦と太鼓の叩きあい

第9章 生き物を仲立ちとして
 蠱毒のコミュニケーション/カマキリのかぶり物で舞う/吉野の聖域に蛙あり/
 神を降ろすキツネの化粧/田園をゆく張り子の動物/野馬、東北を駆ける

第10章 異形のものたちを招く
 祭りにとりこまれた「遊び」/女性を襲う暴れ天狗/地獄を舞台に鬼が舞う/
 ゴーサマにつかまれば命がない/増殖をうながす田植え祭り/異形の仮面神、悪石島に出没/
 南洋からきた不思議な神

各章で紹介したおもな夏祭り一覧

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