観経玄義分窺義

著者 森田 眞円
出版社 永田文昌堂
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
出版年月日 2017/07/18
ISBN 9784816221545
判型・ページ数 A5・373ページ
定価 本体7,500円+税
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『観経玄義分』は善導大師の発揮とされる「古今楷定」の内容が詳細に示されており、大師の『観無量寿経』理解、ひいては善導教学全体の内容が最も明確に顕れている。本書では『観経玄義分』のうち「和会門」を中心に善導大師がどのような意向によって「古今楷定」されたのか、その立論を詳細に検討する。そして、唐初の仏教界の様々な状況の中で、浄土教独自の仏道実践を顕して釈尊の正意にせまろうとした善導大師の意向を窺う。
まえがき

序論 善導大師当時の時代状況と仏教界
 第一章 隋唐時代の仏教政策
  一 北周から隋へ
  二 唐初の仏教政策
 第二章 当時の学僧と『観無量寿経』
  一 浄影寺慧遠
  二 地論宗と摂論学派
  三 天台大師智顗
  四 嘉祥大師吉蔵
  五 玄奘三蔵
  六 智儼
  七 信行
 第三章 その他の関連
  一 道宣の影響について―善導大師における戒律と懺悔―
  二 唐初の景教と善導大師

本論
 第一章 『観経玄義分』の構成
 第二章 題号と撰号
 第三章 帰三宝偈
  一 総標
  二 説偈
 第四章 七門料簡
 第五章 序題門
  一 総明出世利益
  二 明化益教益 
  三 明今経利益
 第六章 釈名門
  一 仏
  二 説
  三 無量寿
  四 観
  五 経
  六 一巻
 第七章 宗教門
  一 宗旨の不同
  二 教の大小
 第八章 説入門
  一 正釈
  二 問答
 第九章 定散門
  一 三双六義
  二 四番問答
  三 諸師の定散理解を破す
 第十章 和会門
  一 諸師の九品観
  二 道理を以て破す
  三 九品の文を以て返対す
  四 出文顕証
  五 別時意会通
  六 二乗種不生和会
 第十一章 得益門
  一 標・第一問答
  二 第二問答
 第十二章 結証

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