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祈りと現世利益の仏たち

別尊曼荼羅の世界

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著者	小峰彌彦著小峰智行著
出版社	春秋社
ジャンル	美術
出版年月日	2017/04/21
ISBN	9784393133903
判型・ページ数	A5・240ページ
定価	本体2,400円＋税
在庫	品切れ・重版未定

この本の内容

わが国には金剛界・胎蔵の両部曼荼羅以外にも、不動明王や観音菩薩、文殊菩薩、吉祥天などを本尊とする別尊曼荼羅も数多く残されている。これらは主として、民衆の願望成就つまり現世利益を目的として制作されたものである。本書は、第Ⅰ部「別尊曼荼羅の成立と展開」、第Ⅱ部「別尊曼荼羅の世界」、第Ⅲ部「種子曼荼羅」の3部構成。とりわけ、第Ⅱ部では、36種の別尊曼荼羅を取り上げ、各曼荼羅の典拠となる諸文献をはじめ各尊格の配置、さらに功徳・効能などを解説する。そして、今回あらたに描き起こした36種の曼荼羅白描図を収録する。

はしがき

第Ⅰ部　別尊曼荼羅の成立と展開
　はじめに
　別尊曼荼羅展開の背景
　時代背景
　別尊曼荼羅の源流
　図像集について
　別尊曼荼羅とは
　密教と現世利益
　別尊曼荼羅と四種壇法
　別尊曼荼羅の種類

第Ⅱ部　別尊曼荼羅の世界
　1　仏眼曼荼羅
　2　摂一切仏頂曼荼羅
　3　大勝金剛曼荼羅
　4　尊勝曼荼羅
　5　金輪曼荼羅
　6　釈迦曼荼羅
　7　阿弥陀曼荼羅
　8　般若菩薩曼荼羅
　9　弥勒曼荼羅
　10　八字文殊曼荼羅
　　　ほか

第Ⅲ部　種子曼荼羅
　種子曼荼羅に書かれる文字、梵字とは
　字母とその字義
　種子とは何か
　曼荼羅とその分類
　真言密教の観法と種子曼荼羅
　種子曼荼羅の種類と用途
　両界種子曼荼羅の作例
　図像集にみられる別尊種子曼荼羅
　種子曼荼羅と密教の世界

「曼荼羅図」新作の監修にあたって
あとがき