柏木義円と親鸞

近代のキリスト教をめぐる相克

著者 市川 浩史
出版社 ぺりかん社
ジャンル 哲学・思想 > 宗教総論
出版年月日 2016/06/25
ISBN 9784831514417
判型・ページ数 4-6・206ページ
定価 本体2,600円+税
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キリスト者として教育勅語批判や日露戦争以後の非戦論の提唱など、社会運動を積極的に展開した柏木義円。そのルーツには寺、そして親鸞が大きく影響していた。真宗寺院に生まれ住職同様の生活を送っていた「回心」以前のその出自と親鸞との内的対話や葛藤を描き、その相貌を彫琢する。
Ⅰ 柏木義円と親鸞
第1章 柏木義円という人―出自に即して―
  はじめに
  一 寺という出自
  二 飛檐
  三 柏木山西光寺
  四 西光寺と西広寺
  おわりに
第2章 柏木義円と親鸞
  はじめに
  一 「吾人の主張」
  二 仏教との対立―同時代史のなかで
  三 仏教批判の心裡
  四 仏教批判の実際
  五 明治以後
  六 亀谷凌雲
  おわりに

Ⅱ 柏木義円の思想世界
第1章 柏木義円『希伯来書略解』について
  はじめに
  一 「希伯来書」
  二 二つの要素
  三 「巡礼」
  四 生活と信仰
  五 「祭司」論
  六 民族宗教
  七 真の宗教
  八 真の信仰
  おわりに
第2章 『霊魂不滅論』など―<神の肖像>論―
  はじめに
  一 『霊魂不滅論』
  二 『運命と信仰』
  三 『基督教の神観と人観』
  四 『天地創造と神子受肉』
  おわりに
第3章 柏木義円における二つの<普遍>
  はじめに
  一 『陽明学新論』
  二 心の議論
  三 神の「肖像」
  四 天の性格
  おわりに
補 論 柏木義円の明治―「福音」と明治天皇―
  はじめに
  一 歴史的所与としての天皇について
  二 明治の終焉にあたって
  三 明治天皇という存在
  むすびにかえて
あとがき

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