新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
増補 自己と超越 【岩波現代文庫 学術260】
禅・人・ことば
禅は、悟りを成就し、生死を解脱するものだと、しばしば考えられている。だが、ほんとうにそうなのか?
「己への凝視と羞恥」「人間の生死無常という厳とした実存」―精緻な語史的解読と切実な哲学的探究の間のかぎりない往還を通じ、著者だからこそ読みとり得た、禅のことばの深さと険しさ。増補にあたり、晩年の随筆・講演記録など八篇を収録。(前書より)
序
Ⅰ
求道と迷道/馬祖禅の核心/表詮と遮栓/驢事と馬事/雪峰と玄沙/雲門の禅・その〈向上〉ということ/麻三斤/乾屎?
Ⅱ
寂室‐高潔の禅者/良寛‐その詩と人
Ⅲ
鈴木先生との因縁./敦煌写本の禅文献と鈴木先生のことなど./青木先生の人と学問/吉川先生と中国と私/吉川先生と元曲のことども
Ⅳ
薬山の没縱跡/ことばと禅/自知ということ/型からの脱出/明白を嫌って‐強靭なる知性の行方/己霊をも重んぜず/好事は無きに如かず/目前の生死
略年譜
解説 (小川隆)
初出一覧
Ⅰ
求道と迷道/馬祖禅の核心/表詮と遮栓/驢事と馬事/雪峰と玄沙/雲門の禅・その〈向上〉ということ/麻三斤/乾屎?
Ⅱ
寂室‐高潔の禅者/良寛‐その詩と人
Ⅲ
鈴木先生との因縁./敦煌写本の禅文献と鈴木先生のことなど./青木先生の人と学問/吉川先生と中国と私/吉川先生と元曲のことども
Ⅳ
薬山の没縱跡/ことばと禅/自知ということ/型からの脱出/明白を嫌って‐強靭なる知性の行方/己霊をも重んぜず/好事は無きに如かず/目前の生死
略年譜
解説 (小川隆)
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