世界のハンセン病がなくなる日

病気と差別への戦い

著者 笹川 陽平
出版社 明石書店
ジャンル 入門・お経・実用 > 生・死、福祉・医療
出版年月日 2004/12/01
ISBN 9784750320168
判型・ページ数 B6・251ページ
定価 本体1,800円+税
在庫 お取り寄せ
今なお世界の貧困地域で人々を苦しめるハンセン病の世界的制圧を目指す財団理事長の悲願とその行動。いかに医療の向上を図り、患者をなくしていくか。いかに社会的差別をなくしていくか。患者という個人の治療と偏見という社会の病を治す活動を記録する。
はじめに

1 これまでとこれから
 1章 父・笹川良一の志
  1 ハンセン病制圧は笹川良一の夢だった
  2 ハンセン病のための笹川記念保健協力財団を設立する
  3 WHO(世界保健機関)との連携は父の遺した最大の遺産
 2章 ハンセン病の苛酷な歴史
  1 差別の歴史
  2 差別は過去のものではない
 3章 ハンセン病制圧に向けて――WHOのハンセン病制圧特別大使として
  1 制圧のための特別大使に任命される
  2 未制圧国の現状と最近制圧に成功した国
  3 制圧から根絶への問題点を考える
 4章 人間の尊厳を求めて
  1 これからは回復者が主役
  2 回復者のネットワーク・「アイデア」発足
  3 ハンセン病の人権問題を世界に訴える
 5章 解決への道

2 訴え続けて
 1 国際会議での訴え
  (1)第五回フォーラム2000会議
   ――ハンセン病に見る人権問題(二〇〇一年一〇月一五日)
  (2)第六〇回国連人権委員会(二〇〇四年三月)
 2 メディアでの訴え
  (1)ハンセン病 次は差別解消だ(『読売新聞』二〇〇一年五月三一日)
  (2)「父の夢」実現を法王に……(『産経新聞』二〇〇二年一一月二五日)
  (3)人権から見たハンセン病(『読売新聞』二〇〇三年八月二七日)
  (4)隣り合わせの静寂と喧騒(『産経新聞』二〇〇四年一月二六日)
  (5)差別撤廃、国連決議が必要(『読売新聞』二〇〇四年五月一三日)
  (6)ハンセン病はもう烙印ではない
    (『インタナショナル・ヘラルド・トリビューン』二〇〇四年九月一八日)
 3 ハンセン病制圧特別大使 ニューズレターでの呼びかけ
  (1)ニューズレター発刊に寄せて
  (2)縦割りから横断型へ
  (3)ハンセン病と人権
  (4)“届かないところ”に“届ける”ために
  (5)アフリカ諸国政治リーダーの決意
  (6)危機感はあるのか?
  (7)コミュニケーションの必要性
  (8)差別撤廃への私の決意
  (9)社会的インテグレーション(統合)へ向けて
  (10)統計数字は信頼できるか?
 4 各国訪問の中で
  (1)アンゴラ(『愛生』二〇〇四年一月号)
  (2)マダガスカル(『愛生』二〇〇四年三月号)
  (3)インド(『姶良野』二〇〇四年陽春号)
  (4)マルタ共和国(『新生』二〇〇四年六月・第二号)
  (5)インド(『高原』『青松』二〇〇四年六月号)
  (6)ネパール(『楓』二〇〇四年七・八月号)
  (7)ブータン王国(『ナイスパル』二〇〇四年七月号)
  (8)チリ・ブラジル(『駿河』二〇〇四年秋号)
 
おわりに
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