話題の本【書評】(2024年9月~) - 2024.10.31
伝心法要・宛陵録 【禅の語録8】
唐代の末、九世紀後半、黄檗禅師の説法と、その弟子たちとの問答の記録。「心法」を軸として、本仏をおのれのうちに奪取すべきことを説いた鮮烈な宣言の書。しかもその説きかたは極めて知的かつ論理的でさえあって、現代人の知性にも共鳴を起こさせるものを豊かに具えている。厳密に校訂した本文、従来の誤読を徹底的に正した注解、正確な現代語訳を提供するほか、新しく発見した関係資料をも豊富に取り入れる。
はしがき
凡例
黄檗山断際禅師伝心法要
序、河東の裴休の序
一、仏とは心である
二、無新ということ
三、本源清浄の心
四、自心が仏にほかならぬ
五、心地の法門
ほか
黄檗断際禅師宛陵録
一、道は心にこそ悟るもの
二、自己の心を知れ
三、息機忘見
四、心性不異
五、仏も衆生もありはしない
ほか
補註
解説…柳田聖山
索引
凡例
黄檗山断際禅師伝心法要
序、河東の裴休の序
一、仏とは心である
二、無新ということ
三、本源清浄の心
四、自心が仏にほかならぬ
五、心地の法門
ほか
黄檗断際禅師宛陵録
一、道は心にこそ悟るもの
二、自己の心を知れ
三、息機忘見
四、心性不異
五、仏も衆生もありはしない
ほか
補註
解説…柳田聖山
索引