伝心法要・宛陵録 【禅の語録8】

著者 入矢 義高
出版社 筑摩書房
ジャンル 日本仏教 > 禅宗系
シリーズ 禅の語録
出版年月日 1969/12/15
ISBN 9784480323088
判型・ページ数 A5・199ページ
定価 本体6,500円+税
在庫 お取り寄せ
唐代の末、九世紀後半、黄檗禅師の説法と、その弟子たちとの問答の記録。「心法」を軸として、本仏をおのれのうちに奪取すべきことを説いた鮮烈な宣言の書。しかもその説きかたは極めて知的かつ論理的でさえあって、現代人の知性にも共鳴を起こさせるものを豊かに具えている。厳密に校訂した本文、従来の誤読を徹底的に正した注解、正確な現代語訳を提供するほか、新しく発見した関係資料をも豊富に取り入れる。
はしがき
凡例

黄檗山断際禅師伝心法要
 序、河東の裴休の序
 一、仏とは心である
 二、無新ということ
 三、本源清浄の心
 四、自心が仏にほかならぬ
 五、心地の法門
  ほか

黄檗断際禅師宛陵録
 一、道は心にこそ悟るもの
 二、自己の心を知れ 
 三、息機忘見
 四、心性不異
 五、仏も衆生もありはしない
  ほか

補註
解説…柳田聖山
索引

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