新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
琉球沖縄仏教史
本書の著者知名定寛教授は1994年に『沖縄宗教史の研究』、2008年には『琉球仏教史の研究』を上梓し、仏教史研究を琉球沖縄史研究の重要なファクターに押し上げ琉球史に彩りを与えることとなった。
今まで埋もれていたままになっていた史料を再発掘し、又、全く新しい史料を発見・提供し、更に民俗宗教の装いの中に隠れている仏教の影に照明をあて、様々な民衆の芸能や行事の再検討を促してきた。
それらを通して一般に思われているよりはるかに広く深く仏教が沖縄社会の中に入り込んでいることを論証してきた。
本書はそれらの研究を踏まえ、琉球沖縄の仏教を通史的に概観してみようという試みである。
そのことによって仏教の沖縄社会の中の位置を明らかにすると共に、何ゆえに又、傍流に追いやられることになったのかも浮かび上がらせることになるだろう。
そして戦後における仏教再興の基礎を見いだすことになるだろう。
今まで埋もれていたままになっていた史料を再発掘し、又、全く新しい史料を発見・提供し、更に民俗宗教の装いの中に隠れている仏教の影に照明をあて、様々な民衆の芸能や行事の再検討を促してきた。
それらを通して一般に思われているよりはるかに広く深く仏教が沖縄社会の中に入り込んでいることを論証してきた。
本書はそれらの研究を踏まえ、琉球沖縄の仏教を通史的に概観してみようという試みである。
そのことによって仏教の沖縄社会の中の位置を明らかにすると共に、何ゆえに又、傍流に追いやられることになったのかも浮かび上がらせることになるだろう。
そして戦後における仏教再興の基礎を見いだすことになるだろう。
古琉球篇
第一章 仏教の伝来と浦添
一 場所と時期
二 尚巴志王と仏教
三 浦添ようどれの石厨子
第二章 第一尚王家と仏教
一 梵鐘が語る仏教事情
二 仏教興隆の背景
三 尚巴志王の仏教信仰
四 尚泰久王の仏教事業と信仰
五 天界寺の完成と尚徳王
六 第一尚王家の滅亡と仏教
第三章 第二尚王家と仏教王国
一 尚円王と芥隠
二 尚真王の仏教事業
三 僧侶と社会
第四章 真言宗と浄土宗の進出
一 日秀の民衆救済と護国寺
二 袋中の庶民教化と念仏
第五章 古琉球王国の終焉と薩摩の仏教政策
一 薩摩の侵略と仏教界
二 仏教の受難
三 薩摩の仏教政策
近世・近代編
第一章 向象賢の王国再建と仏教
一 向象賢の仏教政策
二 向象賢と真言宗との関係
三 向象賢路線への反動
第二章 近世二宗体制の成立
一 仏教から儒教への転換
二 蔡温の仏教政策
第三章 僧侶の公務と日常のお勤め
一 護国奉仕の勤行
二 公務以外のお勤め
三 「近世仏教堕落論」の見直し
第四章 庶民と仏教
一 葬儀と庶民仏教の展開
二 弥勒信仰の琉球的展開
三 エイサーと盂蘭盆芸能
四 浄土真宗の救いと法難
第五章 明治以降の仏教展開
一 王国崩壊後の二宗
二 新仏教の進出
第一章 仏教の伝来と浦添
一 場所と時期
二 尚巴志王と仏教
三 浦添ようどれの石厨子
第二章 第一尚王家と仏教
一 梵鐘が語る仏教事情
二 仏教興隆の背景
三 尚巴志王の仏教信仰
四 尚泰久王の仏教事業と信仰
五 天界寺の完成と尚徳王
六 第一尚王家の滅亡と仏教
第三章 第二尚王家と仏教王国
一 尚円王と芥隠
二 尚真王の仏教事業
三 僧侶と社会
第四章 真言宗と浄土宗の進出
一 日秀の民衆救済と護国寺
二 袋中の庶民教化と念仏
第五章 古琉球王国の終焉と薩摩の仏教政策
一 薩摩の侵略と仏教界
二 仏教の受難
三 薩摩の仏教政策
近世・近代編
第一章 向象賢の王国再建と仏教
一 向象賢の仏教政策
二 向象賢と真言宗との関係
三 向象賢路線への反動
第二章 近世二宗体制の成立
一 仏教から儒教への転換
二 蔡温の仏教政策
第三章 僧侶の公務と日常のお勤め
一 護国奉仕の勤行
二 公務以外のお勤め
三 「近世仏教堕落論」の見直し
第四章 庶民と仏教
一 葬儀と庶民仏教の展開
二 弥勒信仰の琉球的展開
三 エイサーと盂蘭盆芸能
四 浄土真宗の救いと法難
第五章 明治以降の仏教展開
一 王国崩壊後の二宗
二 新仏教の進出