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親鸞往生論争と教学の現況

近代以降の往生論争や教学のありようを再考。ステレオタイプ化した「通説」から脱却し、親鸞の実像に迫る!

著者 草間 法照
出版社 法藏館
ジャンル 日本仏教 > 真宗系
出版年月日 2023/06/15
ISBN 9784831887962
判型・ページ数 A5・332ページ
定価 本体2,600円+税
在庫 在庫あり
第一部では、往生論をめぐる近年の論争を整理して問題をあぶり出す。第二部では、差別・戦争・利他などの6つの視点から、近代における親鸞教学のありようを糺す。ステレオタイプ化した「通説」から脱却し、親鸞の実像に迫る!
はしがき

第一部 親鸞往生論争の現況
 第一章 往生論争の経緯/第二章 真宗大谷派の往生理解/第三章 「即得往生」の解釈/第四章 現世往生論者への小谷信千代の批判/第五章 現世往生論者からの小谷への批判/第六章 小谷の再反論/第七章 別時意説/第八章 無生の生/第九章 還 相/第十章 還相の主体/第十一章 還相と社会的実践/第十二章 死へのスタンス/第十三章 実体的な浄土の教え/第十四章 非神話化と物語/第十五章 正定聚の生活と往生の生活/第十六章 現代人の浄土観/第十七章 唯心浄土/おわりに

第二部 近代における親鸞教学のありようを問う
 1、蓮如と親鸞――真宗大谷派のスタンス――
 2、親鸞側近の人々の信仰――恵信尼と門弟たち――
 3、国家権力と闘う親鸞像再考――「承元の法難」を手掛かりとして――
 4、親鸞と被差別民――「一切経校合」時の肉食を手掛かりとして――
 5、戦時下の大谷派僧侶――曽我量深・竹中彰元・河野法雲――
 6、真宗と利他――『歎異抄』第四条を手掛かりとして――

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