試し読み

中国仏性論

東アジア仏教を特色づける一大思想である仏性説について、膨大な文献を丹念にひもとき、中国における歴史と思想的展開を跡づける。

著者 頼 永海
何 燕生
出版社 法藏館
ジャンル 哲学・思想 > 仏教哲学・思想
各地域仏教 > 中国・朝鮮
出版年月日 2023/10/20
ISBN 9784831877680
判型・ページ数 4-6・560ページ
定価 本体4,000円+税
在庫 在庫あり
東アジア仏教の最重要の概念ともいえる仏性の思想。中国における歴史的展開と仏性をめぐるさまざまな議論を膨大な文献から繙き明らかにする。中国本土で版を重ね、台湾、韓国でも出版された基本研究の待望の日本語訳。
日本語訳の出版に寄せて  頼 永海
原著序  任 継愈

緒  論
第一章 印度仏性義の略覧と中国仏性論の概観

第二章 法性と真神
第一節 法性論と本無説
第二節 真神論と霊魂説
第三節 外来宗教と伝統思想

第三章 衆生の有性と一分無性
第一節 闡提成仏と中国の涅槃の聖人
第二節 一分無性説と法相唯識宗
第三節 理性平等と行性差別

第四章 本有と始有
第一節 本有説と始有説
第二節 有固必得果と因不即是果
第三節 亦本亦始と非本非始

第五章 性具と性起
第一節 性具説と天台宗
第二節 性起説と華厳宗
第三節 中道仏性と華厳の境界

第六章 即心即仏と無情有性
第一節 即心即仏と禅宗六祖
第二節 無情有性と後期禅宗
第三節 即心即仏と無常有性

第七章 頓悟と漸修
第一節 頓悟見性と理不可分
第二節 払塵看浄と因縁見性
第三節 頓悟漸修と魚兎筌蹄

第八章 自力と他力
第一節 唯心浄土と西方浄土
第二節 自性自度と慈悲普救
第三節 難行道と易行道

第九章 中国仏性と漢唐社会
第一節 仏性学説の繁栄と漢唐社会の苦難
第二節 中国仏性論の特徴と宗教学説の現実上の品格
第三節 印度仏教の中国化と儒・釈・道の三教帰一

付 録
一、参考仏教典籍一覧
二、主要な参考書目録
原著あとがき
訳者附記
訳者あとがき  何 燕生

同じジャンルの商品

SHOPPING ご注文

4,000円+税

試し読み

ネット書店で購入

SHARE シェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 文庫5周年特設サイト

  • 仏教書販売研究会

  • 歴史書懇話会

  • 浄土真宗の法話案内

  • bookcover

  • mokoroku

  • detabase

  • バーゲンブック

  • 仏教のすすめ

  • Kinoden

  • Maruzen eBook Library

  • 寺院コム