新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
仏陀の癒しと心理療法
20の症例にみる治癒力開発
うつ病、摂食障害、統合失調症など、心の病を治療する鍵は仏教にあった。長年の臨床経験をもとに、治療過程をわかりやすく解説。薬や脳科学にも触れつつ、仏教と精神医療の実際を明かす。
前書き
第1章 四諦・中道・縁起 仏陀の基本的教え
第1節 仏陀の教えに出会うまで
第2節 仏陀から学んだこと 基本的な教え(四諦、中道、縁起)
第1項 四諦について
第2項 中道について
第3項 縁起について
第4項 仏性の開発
第5項 応機説法 仏陀の説法の仕方
[事例A]妄想患者に対する応機説法の実例
第6項 救済者、超越者としての仏陀
第7項 瞑想への導き
第2章 心の病と苦
第1節 苦は仏陀の出発点
第1項 釈迦の出家の動機
第2項 苦とは?
第3項 仏教における苦
第2節 臨床における苦 苦と病の関係
第1項 患者の苦しみ
第2項 四諦と病気治療の関係
第3章 愛別離苦とうつ病の治療例
第1節 愛別離苦と対象喪失
第1項 愛別離苦 対象喪失による苦しみ
第2項 対象喪失による病的反応
第3項 対象喪失に対する「悲哀の仕事」
第4項 悲哀の仕事を妨げるもの 執着からの解放を妨害するもの
第2節 愛別離苦の事例
第1項 夫が急死した妻 事例B
第2項 娘に執着し過ぎた母の愛別離苦 事例C
第3項 定年を機にうつ病になった男性 事例D
第4章 怨憎会苦と対人恐怖
第1節 怨憎会苦と対人恐怖
第1項 怨憎会苦とは?
第2項 怨憎会苦の背景 集諦としての好かれ願望
第3項 怨憎会苦への対処
第4項 怨憎会苦の一つとしての対人恐怖
第5項 対人恐怖を受け止められない要因について
第2節 対人恐怖の事例 事例E
第5章 求不得とうつ病・ヒステリー
第1節 業績不振によりうつ病になった会社員 事例F
第2節 ヒステリーと求不得苦 事例G
第1項 ヒステリー(転換反応)とは?
第2項 身体が麻痺してしまった主婦 事例G
第6章 五取蘊苦
第1節 五取蘊苦とは?
第1項 五種蘊苦とは?
第2項 自律神経失調症とは?
第2節 自律神経失調症の事例 事例H
第3節 四諦からみた考え
第7章 中道にまつわる治療例 脅迫神経症と摂食障害
第1節 中道ができない強迫神経症 事例I
第1項 発病までの歴史
第2項 発病以後
第3項 治療経過
第2節 拒食 食における中道からの逸脱
第1項 激増する摂食障害
第2項 拒食症とは?
第3項 拒食症の事例 事例J
第4項 拒食症の他の事例 事例K
第5項 中道からの逸脱原因(主体性未確立)と病気を契機に成長することの重要性
第3節 過食 中道からのもう一つの逸脱
第1項 過食症について
第2項 過食症の治療例 事例M
第4節 家族の対応について 事例M
第1項 事例M
第2項 家族相談のまとめと解説 執着から正しい接し方への転換
第8章 縁起と空
第1節 縁起と空について
第2節 縁起と治療との関係 事例N・O
第9章 応機説法と治療・カウンセリング
第1節 応機説法
第1項 応機説法の要約
第2項 応機説法の詳細
第2節 治療場面での応機説法
第1項 うつ病患者 事例P
第2項 統合失調症に対する応機説法の例
第3項 相手の怒りに対する応機説法
第4項 応機説法と火宅の喩え
第10章 無明と精神病 ある統合失調症患者の治療例
第1節 無明とは?
第2節 無明と心の病
第3節 無明と精神病
第1項 自覚のなさと無明の根深さ
第2項 思考・検討の後退
第3項 現実の知覚・認識の歪み 妄想や幻聴など
第4項 対人関係面での不信感、引きこもり、相互性のなさ
第5項 行動のコントロール力の低下
第6項 統合力の低下
第7項 無明感情(脱落意識)の強さ
第4節 精神病治療と無明からの脱却
第1項 統合失調症状態にある男性Qの五年間の治療例
第5節 統合失調症状態の原因・治療 事例Qを中心に
第1項 発病の直接原因は? きっかけとなるストレス(発病の縁となる苦)
第2項 Qさんの発病準備 苦を受け止められなかった原因と統合失調症的部分が強くなった原因
第3項 統合失調症状態になりやすい要因
第4項 発症要因の重層的複雑さと業の問題
第5項 業の取り扱い・業の生かし方
第6節 治るとは?
第1項 治るという六つの基準
第2項 さまざまな治癒段階
第3項 仏性(治癒可能性)の開発は、いかにしてなされるか 事例Qの治療ポイント
第4項 最後に 運命を左右するもの
第11章 境界例と無明
第1節 境界例とは?
第1項 境界例の定義の難しさ
第2項 境界例のイメージについて
第3項 境界例の具体例
第4項 境界例の印象と無明と境界例の関係
第2節 五年にわたる境界例の治療例 事例R
第1項 事例Rの歴史と治療経過
第2項 事例Rの解説
第12章 精神医療と薬
第1節 薬と癒し 仏性開発
第1項 薬の重要性
第2項 仏陀の薬に対する考え方
第2節 精神治療薬について
第3節 抗不安薬(安定剤)について
第1項 抗不安薬とは?
第2項 抗不安薬を使う時
第3項 抗不安薬の効果
第4項 抗不安薬の副作用とその対策
第5項 薬を使うことの是非 薬への抵抗
第6項 方便としての薬の利用 ほどほどの不安の重要性と薬のほどほどの利用
第7項 再び副作用について 特に精神機能に関して
第8項 依存性について
第9項 薬はいつまで飲む必要があるのか 事例Sを参考に
第10項 長期服用者で服薬しなくなった例 事例T
第4節 抗うつ剤について
第1項 抗うつ剤とは?
第2項 うつ状態とは?
第3項 抗うつ剤の種類と授与の際の注意点
第4項 抗うつ剤を使った方がいい場合とうつ病の治療目的
第5項 見通しについての説明
第6項 薬に対する幻想性の問題
第7項 抗うつ剤はいつまでのめばいいのか
第5節 抗精神病薬(強力安定剤)について
第1項 直接的な薬の効果
第2項 間接的な薬の効果
第3項 抗精神病薬の副作用
第4項 薬を出すときの工夫
第5項 抗精神病薬の処方の仕方の実際
第6項 服薬拒否の場合
第7項 再発予防のための維持療法について
第8項 薬はいつまでのまねばならないのか?
第6節 最後に
第13章 癒しを妨害するものと促進するもの
第1節 治るための基本
第2節 煩悩 治療妨害要因
第1項 煩悩とは?
第2項 煩悩の分類
第3項 唯識の治療的側面
第4項 末那識とは?
第5項 四大根本煩悩 末那識における
第6項 意識における根本煩悩
第7項 随煩悩
第2節 治療促進要因 意識面での善作用
第1項 善作用
第2項 阿頼耶識 善作用が薫習する場所
第3項 転識得智について 大円鏡智、平等性智、妙観察智、成所作智
第4項 六波羅密
第5項 善作用の詳しい説明
第14章 仏陀の癒しの実践と自己実現
第1節 癒しの実践 調息・調身・調心
第1項 実践の難しさ
第2項 肉体の訓練が必要
第3項 調身
第4項 調息、釈尊の呼吸法・呼主吸従
第5項 気功について
第2節 仏陀の癒しと自己実現の関係
第1項 自己実現とは?
第2項 十牛図とは?
第3項 十牛図と治療の関係
第4項 自己実現は他者実現 世界実現・関係性実現
第1章 四諦・中道・縁起 仏陀の基本的教え
第1節 仏陀の教えに出会うまで
第2節 仏陀から学んだこと 基本的な教え(四諦、中道、縁起)
第1項 四諦について
第2項 中道について
第3項 縁起について
第4項 仏性の開発
第5項 応機説法 仏陀の説法の仕方
[事例A]妄想患者に対する応機説法の実例
第6項 救済者、超越者としての仏陀
第7項 瞑想への導き
第2章 心の病と苦
第1節 苦は仏陀の出発点
第1項 釈迦の出家の動機
第2項 苦とは?
第3項 仏教における苦
第2節 臨床における苦 苦と病の関係
第1項 患者の苦しみ
第2項 四諦と病気治療の関係
第3章 愛別離苦とうつ病の治療例
第1節 愛別離苦と対象喪失
第1項 愛別離苦 対象喪失による苦しみ
第2項 対象喪失による病的反応
第3項 対象喪失に対する「悲哀の仕事」
第4項 悲哀の仕事を妨げるもの 執着からの解放を妨害するもの
第2節 愛別離苦の事例
第1項 夫が急死した妻 事例B
第2項 娘に執着し過ぎた母の愛別離苦 事例C
第3項 定年を機にうつ病になった男性 事例D
第4章 怨憎会苦と対人恐怖
第1節 怨憎会苦と対人恐怖
第1項 怨憎会苦とは?
第2項 怨憎会苦の背景 集諦としての好かれ願望
第3項 怨憎会苦への対処
第4項 怨憎会苦の一つとしての対人恐怖
第5項 対人恐怖を受け止められない要因について
第2節 対人恐怖の事例 事例E
第5章 求不得とうつ病・ヒステリー
第1節 業績不振によりうつ病になった会社員 事例F
第2節 ヒステリーと求不得苦 事例G
第1項 ヒステリー(転換反応)とは?
第2項 身体が麻痺してしまった主婦 事例G
第6章 五取蘊苦
第1節 五取蘊苦とは?
第1項 五種蘊苦とは?
第2項 自律神経失調症とは?
第2節 自律神経失調症の事例 事例H
第3節 四諦からみた考え
第7章 中道にまつわる治療例 脅迫神経症と摂食障害
第1節 中道ができない強迫神経症 事例I
第1項 発病までの歴史
第2項 発病以後
第3項 治療経過
第2節 拒食 食における中道からの逸脱
第1項 激増する摂食障害
第2項 拒食症とは?
第3項 拒食症の事例 事例J
第4項 拒食症の他の事例 事例K
第5項 中道からの逸脱原因(主体性未確立)と病気を契機に成長することの重要性
第3節 過食 中道からのもう一つの逸脱
第1項 過食症について
第2項 過食症の治療例 事例M
第4節 家族の対応について 事例M
第1項 事例M
第2項 家族相談のまとめと解説 執着から正しい接し方への転換
第8章 縁起と空
第1節 縁起と空について
第2節 縁起と治療との関係 事例N・O
第9章 応機説法と治療・カウンセリング
第1節 応機説法
第1項 応機説法の要約
第2項 応機説法の詳細
第2節 治療場面での応機説法
第1項 うつ病患者 事例P
第2項 統合失調症に対する応機説法の例
第3項 相手の怒りに対する応機説法
第4項 応機説法と火宅の喩え
第10章 無明と精神病 ある統合失調症患者の治療例
第1節 無明とは?
第2節 無明と心の病
第3節 無明と精神病
第1項 自覚のなさと無明の根深さ
第2項 思考・検討の後退
第3項 現実の知覚・認識の歪み 妄想や幻聴など
第4項 対人関係面での不信感、引きこもり、相互性のなさ
第5項 行動のコントロール力の低下
第6項 統合力の低下
第7項 無明感情(脱落意識)の強さ
第4節 精神病治療と無明からの脱却
第1項 統合失調症状態にある男性Qの五年間の治療例
第5節 統合失調症状態の原因・治療 事例Qを中心に
第1項 発病の直接原因は? きっかけとなるストレス(発病の縁となる苦)
第2項 Qさんの発病準備 苦を受け止められなかった原因と統合失調症的部分が強くなった原因
第3項 統合失調症状態になりやすい要因
第4項 発症要因の重層的複雑さと業の問題
第5項 業の取り扱い・業の生かし方
第6節 治るとは?
第1項 治るという六つの基準
第2項 さまざまな治癒段階
第3項 仏性(治癒可能性)の開発は、いかにしてなされるか 事例Qの治療ポイント
第4項 最後に 運命を左右するもの
第11章 境界例と無明
第1節 境界例とは?
第1項 境界例の定義の難しさ
第2項 境界例のイメージについて
第3項 境界例の具体例
第4項 境界例の印象と無明と境界例の関係
第2節 五年にわたる境界例の治療例 事例R
第1項 事例Rの歴史と治療経過
第2項 事例Rの解説
第12章 精神医療と薬
第1節 薬と癒し 仏性開発
第1項 薬の重要性
第2項 仏陀の薬に対する考え方
第2節 精神治療薬について
第3節 抗不安薬(安定剤)について
第1項 抗不安薬とは?
第2項 抗不安薬を使う時
第3項 抗不安薬の効果
第4項 抗不安薬の副作用とその対策
第5項 薬を使うことの是非 薬への抵抗
第6項 方便としての薬の利用 ほどほどの不安の重要性と薬のほどほどの利用
第7項 再び副作用について 特に精神機能に関して
第8項 依存性について
第9項 薬はいつまで飲む必要があるのか 事例Sを参考に
第10項 長期服用者で服薬しなくなった例 事例T
第4節 抗うつ剤について
第1項 抗うつ剤とは?
第2項 うつ状態とは?
第3項 抗うつ剤の種類と授与の際の注意点
第4項 抗うつ剤を使った方がいい場合とうつ病の治療目的
第5項 見通しについての説明
第6項 薬に対する幻想性の問題
第7項 抗うつ剤はいつまでのめばいいのか
第5節 抗精神病薬(強力安定剤)について
第1項 直接的な薬の効果
第2項 間接的な薬の効果
第3項 抗精神病薬の副作用
第4項 薬を出すときの工夫
第5項 抗精神病薬の処方の仕方の実際
第6項 服薬拒否の場合
第7項 再発予防のための維持療法について
第8項 薬はいつまでのまねばならないのか?
第6節 最後に
第13章 癒しを妨害するものと促進するもの
第1節 治るための基本
第2節 煩悩 治療妨害要因
第1項 煩悩とは?
第2項 煩悩の分類
第3項 唯識の治療的側面
第4項 末那識とは?
第5項 四大根本煩悩 末那識における
第6項 意識における根本煩悩
第7項 随煩悩
第2節 治療促進要因 意識面での善作用
第1項 善作用
第2項 阿頼耶識 善作用が薫習する場所
第3項 転識得智について 大円鏡智、平等性智、妙観察智、成所作智
第4項 六波羅密
第5項 善作用の詳しい説明
第14章 仏陀の癒しの実践と自己実現
第1節 癒しの実践 調息・調身・調心
第1項 実践の難しさ
第2項 肉体の訓練が必要
第3項 調身
第4項 調息、釈尊の呼吸法・呼主吸従
第5項 気功について
第2節 仏陀の癒しと自己実現の関係
第1項 自己実現とは?
第2項 十牛図とは?
第3項 十牛図と治療の関係
第4項 自己実現は他者実現 世界実現・関係性実現