完全版 宗教なき時代を生きるために

オウム事件と「生きる意味」

衝撃の初版から23年。オウム事件や尾崎豊の死は何だったのか。生きる意味を問うたロングセラーの名著に、書下しを増補した完全版。

著者 森岡 正博
出版社 法藏館
ジャンル 哲学・思想 > 宗教総論
出版年月日 2019/04/15
ISBN 9784831857064
判型・ページ数 4-6・248ページ
定価 本体2,200円+税
在庫 在庫あり
衝撃の初版から23年。オウム事件や尾崎豊の死は何だったのか。この時代を生きなければならない私たちとは何者なのか。生きる意味を問うたロングセラーの名著に、書下しを増補した完全版。

刊行を記念して、2019年4月19日に森岡正博先生によるトークイベントを開催しました。
出版記念トークイベント『宗教なき時代に生きる意味を問う』
下記URLより森岡正博先生講演会イントロダクション(3分)視聴できます。

完全版へのまえがき

はじめに

第一章 宗教なき時代を生きるために

1 「信仰」に対する違和感

2 生と死の新しい考え方

3 科学者の卵たちはなぜオウムへ行ったのか?

4 科学への失望

5 自然科学では扱えないもの

6 新々宗教の「科学者」勧誘パターン

7 私が宗教を信仰できない理由

8 「宗教性」の問題

9 あなたへのメッセージ

第二章 神秘体験とは何か

1 神秘体験が意味するもの

2 「私が変われば世界が変わる」という考え方

3 悟りへのあこがれ

4 力への欲望

5 神秘体験と信仰の狭間で

6 私の神秘体験

7 「気功」の共同体での体験

8 閉じた世界で働く心理

9 「我々だけが正しい」という甘い蜜

10 敵は自分の内側にいる

11 煩悩の哲学

第三章 癒しと救済の罠

1 オウム真理教と尾崎豊

2 宗教へ向かう尾崎の音楽

3 ほんとうの自分を求めて

4 癒しとしてのロックンロール

5 尾崎を殺したのはだれか?

6 責任転嫁の共同体

第四章 私が私であるための勇気

1 効かない処方箋

2 宗教以外の方法

3 宗教と現実のズレ

4 こちら側の〈目隠し構造〉

5 フェミニズムが突きつけるもの

6 オウム事件の本当の意味

7 「謎」に向かって自分を開く

あとがき

二〇一九年のあとがき

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