「世界」へのまなざし 【龍谷大学アジア仏教文化研究センター文化講演会シリーズ2】

最古の世界地図から南方熊楠・大谷光瑞へ

現存最古の世界地図、知の巨人・南方熊楠、多彩な宗教家・大谷光瑞から「世界」の見方に迫る。世界認識をテーマに行われた講演録。

著者 三谷 真澄
村岡 倫
松居 竜五
出版社 法藏館
ジャンル 歴史・資料 > 歴史
シリーズ 各シリーズ > 龍谷大学アジア仏教文化研究センター文化講演会シリーズ
出版年月日 2017/12/15
ISBN 9784831864314
判型・ページ数 4-6・116ページ
定価 本体1,300円+税
在庫 在庫あり
「世界」の見方に迫った講演録。

現存最古の世界地図『混一図』が語る「世界」
欧州に学んだ知の巨人・南方熊楠の目に映ったアジア
宗教者にして農業家の大谷光瑞が抱いた世界像

共通するのは、仏教からの“世界”へのまなざし

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……「世界」とは、地図上の地理的世界にとどまらず、自己の認識する空間として考えることができます。世界は、それを認識する人の知識や経験によって狭くも広くもなります。龍谷大学所蔵の『混一疆理歴代国都之図』は、まぎれもなく、十五世紀の人々の世界観を表現しています。その世界認識は現代の私たちに何を語るのでしょうか。
希代の博物学者・南方熊楠(一八六七―一九四一)は、若き日に欧州に遊びましたが、その目には世界、特に自分の生まれ育った「アジア」はどのように映っていたのでしょうか。
また、同時代に生まれ、大谷探検隊を派遣したことで有名な大谷光瑞(一八七六―一九四八)は、仏教者・教育者・研究者・探検家・著述家等々、枚挙に暇のないほどさまざまな分野に広く深い知識をそなえて、時代に足跡を残しました。その視野にはどのような世界像が開けていたのでしょうか。
この講演録では、世界認識を示す古地図から、ある時代に生きた二人の人物の世界認識、世界像について、専門分野の研究を通して迫っていきます。
(「はじめに」より)
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龍谷大学アジア仏教センター
文化講演会シリーズ2


◎好評既刊
龍谷大学アジア仏教センター文化講演会シリーズ1
楠淳證[編]『回峰行と修験道――聖地に受け継がれし伝灯の行』(2016年10月、1、404円)
はじめに(三谷真澄)

最古の世界地図『混一図』から見る「世界」(村岡 倫)
一 龍谷大学所蔵『混一図』の概要
二 日本はなぜ逆さまに描かれているのか
三 『混一図』に描かれる交易路から見える「世界」
四 仏教における世界認識の研究に向けて

南方熊楠とアジア(松居竜五)
はじめに
一 幼少期に愛読した和漢の書物
二 『和漢三才図会』から広がる世界
三 渡米以降の中国人との交遊
四 チベットに向けるまなざし
五 「ロンドン抜書」の中のアジア
六 「ロンドン抜書」から「十二支考」へ

大谷光瑞の世界認識(三谷真澄)
はじめに
一 大谷光瑞とは
二 大谷光瑞の事跡
三 大谷探検隊とは
四 大谷光瑞と農業
五 大谷光瑞の世界認識
おわりに

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