神国論の系譜

古代から近世初頭にいたる歴史史料を通して、神国論の政治思想史的な意義と展開を明らかにする。

著者 鍛代 敏雄
出版社 法藏館
ジャンル 歴史・資料 > 歴史
出版年月日 2006/05/10
ISBN 9784831874702
判型・ページ数 4-6・201ページ
定価 本体1,800円+税
在庫 在庫あり
古代から近世初頭にいたる歴史史料を通して、神国論の政治思想史的な意義と展開を明らかにする。
○第一章 神国の創成「神国」の初見/清和天皇と宇多天皇/王朝国家と神国/親政から院政へ/神国の整形/末法思想と神国の成立 ○第二章 中世につくられた神国神国の戒律/訴訟の論理/神人と衆徒の争い/小国辺卑の神国/神道書の世界/敬神の面持ち/頼朝と義経/承久の乱の動揺/『御成敗式目』の制定/王法仏法相依と神人相依/蒙古襲来に抗う神国/神国の祈祷/中世日本紀という神話/鎌倉新仏教と神国/日蓮の神国/捨聖一遍の神社参詣/熊野信仰と『親鸞伝絵』/『渋書』の文覚 ○第三章 変容する神国『春日権現験記絵』の世界/三国世界と神国/『八幡愚童訓』の神話/新仏教と神祗/神国の大成者/神国の軍記/義満の時代/室町殿と八幡神との奇縁/儒家の清原氏/外交文書と神国 ○第四章 神国論の反転日本史の分水嶺/耳目を驚かす/番神問答/一条兼良と将軍義尚/大和神国論/蓮如教団と神祗/本願寺の起請文/御伽草子のなかの義経 ○第五章 天下人たちの神国『世鏡抄』の訓育/清原宣賢のはたらき/戦国大名の分国法/吉田家の神道伝授 /予みずからが神体/神になった天下人/日光の東照大権現/武士の信心と教養 /伴天連追放令/宣教師の観察/対明外交と朝鮮出兵/家康・切支丹・羅山/近世の国家理念

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