死を想え(メメント・モリ)! 多死社会ニッポンの現場を歩く

著者 中日新聞社会部
出版社 ヘウレーカ
ジャンル 入門・お経・実用 > 生・死、福祉・医療
出版年月日 2020/03/20
ISBN 9784909753076
判型・ページ数 4-6・265ページ
定価 本体1,800円+税
在庫 在庫あり
年間130万人以上が亡くなる社会で、いったい何が起きているのか。

無縁化する墓、不法投棄される遺品、孤独死、延命治療、医療過疎……。
死を扱う現場や死に直面した市井の人々の取材を通して見えてきたのは、社会の大きな変化と、それに追い付いていない制度や法の不整備だった。
それらを変えなければ、誰もが安心して人生を終えられる社会は実現しない。
多死社会の現実と課題を浮き彫りにした好評連載、待望の書籍化。
第1部 遺すもの、遺されるもの

1 亡骸を追う――残骨灰を知っていますか?
 もう一つの遺骨――知られざる逝き先 
 金とスラグ――灰に眠る貴い鉱床 
 処理のコスト――なぜ止まらぬ1円入札 ほか

2 消えゆく墓――守れない、もてない、もちたくない 
 墓の墓場 
 砕いて解体される墓――墓は消えても遺骨は残る 
 法の波間に埋もれる散骨 ほか

3 遺品の行方 
 公営住宅4号室――暮らしの跡、処分に壁 
 新規参入相次ぐ整理代行――故人の品が再び世へ 
 遺品、海を渡る――ユーズド・イン・ジャパンが人気 ほか

4 自分を遺す 
 遺贈寄付――最後に「誰かのため」という思い
 新規登録が相次ぐ献体――医療の世話になったから 
 無効となった自筆遺言――思わぬ壁に ほか

第2部 旅立ちのとき

5 最期を決める――延命治療をめぐって 
 延命治療、どうしますか――母の呼吸器を外した姉妹の決断 
 意思の疎通がはかれなくなったら――あるALS患者の訴え 
 身寄りのない高齢者の終末期――老いるニュータウンの現状 ほか

6 別れのあとで――遺族の揺れる思い
 本当に延命しなくてよかったのか 
 夢でも妻に会いたい 
 病名を知らず逝った母 ほか

7 ひとりで逝く――つながりが失われるなかで 
 保冷室で三週間―引き取り待つ遺体 
 最期の部屋から――生活再建途上での孤独死 
 町内会長の憂い――交流なく気づけなかった ほか

8 人生を締めくくる準備―星野公平さん、がんで逝く
 治療断念後、葬儀の段取りを進めた 
 運命を受け入れるまでの闘い 
 家族で死に向き合う ほか

9 「終」を支える人々 
 訪問看護師――旅立つ舞台を演出する 
 介護職員――逝く人と向き合う 
 ホームホスピス――自然な死の受け皿に ほか

10 「終幕の地」はどこに
 家ではなく緩和ケア病棟で――家族への気遣い 
 緩和ケア病棟がない――入りたくても入れない地方の現実 
 災害公営住宅――亡き息子と故郷で一人暮らす不安 ほか

スペシャルインタビュー ヨシタケシンスケ さん

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