重版情報(2020年4月~) - 2025.01.17
新国訳大蔵経・インド撰述部16 中観部2 中論 下
著者 | 丹治 昭義 校註 |
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出版社 | 大蔵出版 |
ジャンル | 経典・聖典(学術的) |
シリーズ | 新国訳大蔵経・インド撰述部 |
出版年月日 | 2019/12/10 |
ISBN | 9784804380537 |
判型・ページ数 | 菊判変・572ページ |
定価 | 本体15,000円+税 |
在庫 | 在庫あり |
鳩摩羅什訳『中論』とチベット語訳『無畏註』との梵語原本が同一であることを、全二十七品(章)にわたって検証し、青目釈が『無畏註』の訳と羅什自身の加えた註釈とからなることから、羅什の翻訳法の厳密な考察と彼の中観思想を解明する。
併せて、仏護、清弁(観誓)、月称の『中論頌』解釈を対照し、各々の特徴を浮き彫りにする。
本書『下』では全四巻中、巻第三、四を収録。
彼ら後継者は龍樹を、初めて一切法の実有・自性を否定した空・中道思想の第一人者として讃仰したが、自性の否定は龍樹の思想の表層にすぎず、彼の思想の真意である真実在が沈黙と教説、不説と説の同時同事であることは、ついに何人にも理解されることはなかった。
その龍樹の真意を長年の研鑽に基づいて『中論頌』から丹念に読み解いた、瞠目すべき龍樹思想研究書。
併せて、仏護、清弁(観誓)、月称の『中論頌』解釈を対照し、各々の特徴を浮き彫りにする。
本書『下』では全四巻中、巻第三、四を収録。
彼ら後継者は龍樹を、初めて一切法の実有・自性を否定した空・中道思想の第一人者として讃仰したが、自性の否定は龍樹の思想の表層にすぎず、彼の思想の真意である真実在が沈黙と教説、不説と説の同時同事であることは、ついに何人にも理解されることはなかった。
その龍樹の真意を長年の研鑽に基づいて『中論頌』から丹念に読み解いた、瞠目すべき龍樹思想研究書。
凡例
中論巻第三
観有無品第十五
観縛解品第十六
観業品第十七
観法品第十八
観時品第十九
観因果品第二十
観成壊品第二十一
中論巻第四
観如来品第二十二
観?倒品第二十三
観四諦品第二十四
観涅槃品第二十五
観十二因縁品第二十六
観邪見品第二十七
補註
解題下
五 漢訳『中論』における羅什の思想
六 仏護の思想―学僧の法話―
七 『般若灯論』に見る清弁の思想―論理主義者の空観―
八 月称の思想―大悲の宗教哲学―
索引
中論巻第三
観有無品第十五
観縛解品第十六
観業品第十七
観法品第十八
観時品第十九
観因果品第二十
観成壊品第二十一
中論巻第四
観如来品第二十二
観?倒品第二十三
観四諦品第二十四
観涅槃品第二十五
観十二因縁品第二十六
観邪見品第二十七
補註
解題下
五 漢訳『中論』における羅什の思想
六 仏護の思想―学僧の法話―
七 『般若灯論』に見る清弁の思想―論理主義者の空観―
八 月称の思想―大悲の宗教哲学―
索引