新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
死の所有 増補新装版
死刑・殺人・動物利用に向きあう哲学
死の倫理的問題に潜む虚構とは?
死刑、安楽死、脳死、殺人、戦争、動物利用――「人格」「所有」という近代的概念が可能にしている“死をめぐる思考"を問い直し、社会制度や宗教文化をふまえた、私たちの死生観の深層を探る。
和辻哲郎文化賞、中村元賞を受賞した『人格知識論の生成』から、さらに現代の課題に挑む渾身の作。
新たに補章「死の害についての『対称性議論』」を追加。
死刑、安楽死、脳死、殺人、戦争、動物利用――「人格」「所有」という近代的概念が可能にしている“死をめぐる思考"を問い直し、社会制度や宗教文化をふまえた、私たちの死生観の深層を探る。
和辻哲郎文化賞、中村元賞を受賞した『人格知識論の生成』から、さらに現代の課題に挑む渾身の作。
新たに補章「死の害についての『対称性議論』」を追加。
増補新装版へのまえがき
初版まえがき
序章 「涙の哲学」に向けて――「死」の誕生
第1章 死刑不可能論――死刑存廃論に潜む倒錯
第2章 「死ぬ権利」の欺瞞――安楽死の陥穽
第3章 生命倫理と死ぬ主体――胎児、代理母、クローン、そして死にゆく人
第4章 殺人者の人格性――虚構なのか適応なのか
第5章 殺された人の非存在性――「害グラデーション説」の試み
第6章 戦争という法外な殺戮――戦争をめぐる事実と規範
第7章 動物たちの叫び――動物実験と肉食の彼方
終章 死に基づく認識論――生と死を貫く同一性
補章 死の害についての「対称性議論」――「害グラデーション説」から「因果連続モデル」へ
初版まえがき
序章 「涙の哲学」に向けて――「死」の誕生
第1章 死刑不可能論――死刑存廃論に潜む倒錯
第2章 「死ぬ権利」の欺瞞――安楽死の陥穽
第3章 生命倫理と死ぬ主体――胎児、代理母、クローン、そして死にゆく人
第4章 殺人者の人格性――虚構なのか適応なのか
第5章 殺された人の非存在性――「害グラデーション説」の試み
第6章 戦争という法外な殺戮――戦争をめぐる事実と規範
第7章 動物たちの叫び――動物実験と肉食の彼方
終章 死に基づく認識論――生と死を貫く同一性
補章 死の害についての「対称性議論」――「害グラデーション説」から「因果連続モデル」へ