2024年10月書店売上 - 2024.11.01
近世駆込寺と紛争解決
村で起こった紛争はどのように解決されたのか?
江戸時代、日本各地の村人は離婚のための縁切寺以外にも、盛んに寺社へ駆け込んだ。日常的に発生する紛争において、お詫びをさせたり、処罰を強いたり、極刑から救済したりと、お寺や神社は加害者と被害者を結ぶ巧みな調停役であった。戦国時代に遡り、暮らしの古文書から“駆込”を読み解く。
江戸時代、日本各地の村人は離婚のための縁切寺以外にも、盛んに寺社へ駆け込んだ。日常的に発生する紛争において、お詫びをさせたり、処罰を強いたり、極刑から救済したりと、お寺や神社は加害者と被害者を結ぶ巧みな調停役であった。戦国時代に遡り、暮らしの古文書から“駆込”を読み解く。
第1部 近世駆込寺の形成過程
アジールの変容と駆込寺
「山林」からさぐるアジールの変容
近世における神社への駆込とその機能
「篠(笹)を引く」ことの意味
第2部 近世村社会と入寺の諸相
村の出火処理と火元入寺
陸奥国守山藩における「欠入」と「入寺」
上野国館林藩における入寺と寺訴訟
成田山新勝寺にみる寺訴訟と仲裁活動
松前藩における入寺と寺訴訟
アジールの変容と駆込寺
「山林」からさぐるアジールの変容
近世における神社への駆込とその機能
「篠(笹)を引く」ことの意味
第2部 近世村社会と入寺の諸相
村の出火処理と火元入寺
陸奥国守山藩における「欠入」と「入寺」
上野国館林藩における入寺と寺訴訟
成田山新勝寺にみる寺訴訟と仲裁活動
松前藩における入寺と寺訴訟