往生際の日本史 人はいかに死を迎えてきたのか

著者 小山 聡子
出版社 春秋社
ジャンル 歴史・資料 > 歴史
出版年月日 2019/01/20
ISBN 9784393134276
判型・ページ数 4-6・251ページ
定価 本体2,000円+税
在庫 在庫あり
昔から日本人はどうにかして良き臨終を迎えようとしてきた。天下の藤原道長や徳川家康ですら死は避けられなかったが、やはりしっかり「終活」をしていたのだ。創意工夫を凝らし、試行錯誤してきた偉人たちの「終活」を見つめなおすことで知る、往生際の真実。
序 極楽往生の指南書『往生要集』

第1部 臨終行儀のはじまり 古代編
 阿弥陀仏に裏切られ―『日本往生極楽記』の尼
 欠かせぬ鼻毛の手入れ―源信
 モノノケに悩まされても―藤原道長
 最後は高声で念仏を―後白河法皇

第2部 臨終行儀の展開 中世編
 怨霊に祟られて―源頼朝
 自分のために腹を切る―津戸三郎為守
 妻子は往生の妨げ―北条時頼
 死に装束としての晴れ着―恵信尼
 来世に託した復讐―楠木正成

第3部 臨終の多様化 近世・近代編
 仏ではなく神になる―徳川家康
 みんなで一緒に入水往生―『入水往生伝』の尼四人
 死顔へのこだわり―宮沢賢治
 美しく散るために―アジア・太平洋戦争の戦死者たち

終章 現代人の往生際

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