増補新装版 優生保護法が犯した罪

子どもをもつことを奪われた人々の証言

著者 優生手術に対する謝罪を求める会
出版社 現代書館
ジャンル 哲学・思想 > 宗教総論
出版年月日 2018/04/25
ISBN 9784768458273
判型・ページ数 4-6・326ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 お取り寄せ
「不良な子孫の出生予防」を目的とする優生保護法下、優生手術や子宮摘出を受けた被害者の証言を掘り起こし、謝罪と補償の道を探る。日弁連意見書、女性差別撤廃委員会勧告、新たな被害者の出現等を受けた増補版。
はじめに  市野川容孝
第一部 声にできなかった想い
 一 私の身体を返してほしい  優生保護法が犯してきた罪  飯塚淳子 (仮名)
 二 補償はいらない、 ただ謝ってほしい  佐々木千津子
 三 ある元・施設職員の方からの手紙
 四 どうしても納得できない  施設職員の経験から
 五 優生思想が生んだ女性障害者の子宮摘出  日本にもある強制不妊手術  堤愛子
 六 断ち切れぬ想い……  南雲君江
 七 決して許せないこと  ハンセン病者への優生手術  平沢保治
 八 「らい予防法違憲謝罪・国家賠償請求訴訟」 の原告として  森元美代治
 九 太郎の年齢  遠藤邦江
第二部 優生保護法を問い直す
 一 日本の優生法の歴史  松原洋子
 二 らい予防法と優生保護法  古川和子
 三 日本の精神医療と優生思想  日本精神医学史の再検討を含めて  小俣和一郎
 四 優生手術の身体的・精神的影響  堀口雅子
第三部 日本だけじゃない  諸外国の動向
 一 ドイツはどう向き合ってきたのか
    ナチスの強制不妊手術・安楽死計画被害者に対する戦後補償  市野川容孝
 二 優生手術に対する謝罪を求める会、 一九九九年十月十六日集会へのメッセージ クラウス・ドゥルナー
 三 ドイツにおける強制不妊手術・「安楽死」 被害者に対する補償  クリスティーネ・テラー
 四 強制不妊断種手術被害者に対するスウェーデン政府の対応  二文字理明
 五 オランダ:障害をもつ人たちへの不妊手術  個人主義の中の 「優生」 加藤雅枝
第四部 謝罪と補償を求める運動の経過
 一 「求める会」 の運動の経過山本勝美
 二 「産む産まないは 女 わたしが決める」 そして、 「産んでも産まなくても、 私は私」大橋由香子
 三 初版発行以降の「求める会」の活動:優生手術からの人権回復をめざして    山本勝美

資料1 優生保護法・母体保護法
資料2 「優生保護法の施行について」
資料3 刑法 第二十九章 堕胎の罪
資料4 厚生労働大臣宛て要望書
追加資料1 優生手術(強制不妊手術)関連年表
追加資料2 浅野知事への公開質問状・回答
追加資料3  国連女性差別撤廃委員会の総括所見
追加資料4 日本弁護士連合会の厚生労働大臣宛て意見書
追加資料5 日弁連意見書に対する「求める会」の声明
追加資料6 宮城県に対する優生手術の資料の調査・保管を求める申入書
追加資料7佐藤路子さん(仮名)の訴え
追加資料8 優生保護法廃止後の不本意な不妊手術の被害者の訴え
あとがき   米津知子
増補新装版へのあとがき  米津知子

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