囚われた若き僧 峯尾節堂

未決の大逆事件と現代

著者 田中 伸尚
出版社 岩波書店
ジャンル 歴史・資料 > 歴史
出版年月日 2018/02/15
ISBN 9784000612470
判型・ページ数 4-6・214ページ
定価 本体2,100円+税
在庫 お取り寄せ
「大逆事件」で検挙され、獄中死した僧侶・峯尾節堂(1885―1919年)。社会主義者らの会合に出席したことのみを発端として、死刑判決(後に無期懲役)を受けた青年僧の生と死を新資料や丹念な取材によって描き出す。近代日本最大の言論・思想弾圧事件に巻きこまれ、国家に翻弄された節堂の苦悩は、共謀罪が成立した現代に何を問うのか。
第1章 節堂の妻を探して
 阪松原の静けさ/「ノブ」を追って/山の臭い/「覚書」/一四歳の少女だった/「二〇三高地」ヘアスタイルの少女

第2章 挫折と懊悩
 父・徳三郎/出家/最初の挫折/非戦思想の中で/懊悩の始まり/俳人草聲の登場と退場/彷徨いながら社会主義に接近

第3章 無から有──「大逆事件」
 位牌焼却事件/見つかった論稿/大石と節堂/新年会のナゾ/家宅捜索と節堂の挙措/一一月謀議/証人・節堂の語り/検事に飲み込まれた節堂/意見書

第4章 切捨てられた若き僧侶
 闇の中の公判/思想が犯罪/「覚書」に見る本心/判決/節堂追放

第5章 後に託した節堂の思い
 ノブヱのその後/大石観の悲哀/「我懺悔の一節」の遺産/遺したことば/未決の課題

 明治大逆事件で起訴された二六人
 あとがき
 主な引用,参照文献

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