日本文化をよむ 【岩波新書 新赤版1675】

5つのキーワード

著者 藤田 正勝
出版社 岩波書店
ジャンル 哲学・思想 > 宗教総論
シリーズ 岩波新書 新赤版
出版年月日 2017/08/22
ISBN 9784004316756
判型・ページ数 新書・214ページ
定価 本体780円+税
在庫 お取り寄せ
異なる文化のあいだでの腰を据えた〈対話〉がますます求められる時代。そのためにはまず自文化の基礎的な知識を得る必要がある。本書では西田幾多郎の思想をヒントに、西行の「心」、親鸞の「悪」など5つのキーワードから、日本文化の根底にあるものの見かた、美意識のありかたを素描。日本文化の一つの〈自画像〉を描く。
序─日本文化の自画像を描く

第一章  西行の「心」─無常の世と詠歌懸命の道
 1 「心」を凝視した歌人
 2 出家として、「歌よみ」として
 3 西行とその時代
 4 西行の境涯

第二章  親鸞の「悪」─末法の世における救い
 1 末法の世に
 2 徹底した「悪」の自覚
 3 逆説としての救い

第三章  長明と兼好の「無常」─二人の遁世者
 1 遁世のさまざまな形
 2 長明の最後の境地
 3 兼好の無常観
 4 「つれづれわぶる」生

第四章  世阿弥の「花」─能と禅の交わり
 1 無常と「飛花落葉」
 2 室町文化と世阿弥の能
 3 「花」と「幽玄」
 4 無心と妙―たどりついた境地

第五章  芭蕉の「風雅」 ─わび・さびと「自然」
 1 西行から利休を貫くもの
 2 「わび」と「さび」
 3 風雅の誠―「成る句」と「する句」
 4 自然の声を聞く
 5 漂泊と風狂の生

終 章  西田幾多郎の日本文化論 ─世界主義という視点
 1 時代の流れのなかで
 2 世界文化の創造にむけて

あとがき
引用・参考文献

SHOPPING ご注文

780円+税

ネット書店で購入

SHARE シェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 文庫5周年特設サイト

  • 仏教書販売研究会

  • 歴史書懇話会

  • 浄土真宗の法話案内

  • bookcover

  • mokoroku

  • detabase

  • バーゲンブック

  • 仏教のすすめ

  • Kinoden

  • Maruzen eBook Library

  • 寺院コム