新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
日本精神史
自然宗教の逆襲
権力や多数者に分別なくつき従い、主体的に考えることがない。そうした国民的心性の根底に何があるか。日本人の原初的な神観念にまで立ち返り、歴史的由来を探る。
まえがき
第一章 無常観とニヒリズム―日本人の歴史意識
1 天皇の責任
2 ニヒリズム
3 歴史とはなにか
4 「感」から「観」へ
第二章 人間宣言―日本人と天皇
1 天皇とはなにか
2 天皇を支える国民感情
第三章 自然宗教―日本人の精神の基層になにがあるのか
1 神の「原型」
2 神を所有する人々
3 神を「僭称」する
4 共同体のための神々
第四章 「自然宗教」のはたらき―仏教と日本人
1 他国神
2 仏教徒政治
第五章 普遍宗教の誕生―平等な救済原理
1 普遍的「創唱宗教」とは
2 末世
3 仏教受容の深化―『今昔物語集』のなかの仏教
4 法然の仏教
第六章 普遍性の喪失―自然宗教の逆襲
1 教団の形成
2 「自然宗教」の威力
3 現世主義
4 「浮き世」の成立
第七章 普遍性の再生―日本人は変われるのか
1 主体性とはなにか
2 特殊主義的性格
3 普遍性を回復する道
4 「想像力」の回復
5 浄土仏教の社会倫理
参考文献
あとがき
第一章 無常観とニヒリズム―日本人の歴史意識
1 天皇の責任
2 ニヒリズム
3 歴史とはなにか
4 「感」から「観」へ
第二章 人間宣言―日本人と天皇
1 天皇とはなにか
2 天皇を支える国民感情
第三章 自然宗教―日本人の精神の基層になにがあるのか
1 神の「原型」
2 神を所有する人々
3 神を「僭称」する
4 共同体のための神々
第四章 「自然宗教」のはたらき―仏教と日本人
1 他国神
2 仏教徒政治
第五章 普遍宗教の誕生―平等な救済原理
1 普遍的「創唱宗教」とは
2 末世
3 仏教受容の深化―『今昔物語集』のなかの仏教
4 法然の仏教
第六章 普遍性の喪失―自然宗教の逆襲
1 教団の形成
2 「自然宗教」の威力
3 現世主義
4 「浮き世」の成立
第七章 普遍性の再生―日本人は変われるのか
1 主体性とはなにか
2 特殊主義的性格
3 普遍性を回復する道
4 「想像力」の回復
5 浄土仏教の社会倫理
参考文献
あとがき