新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
大内氏の領国支配と宗教
大内氏は南北朝期に台頭し、戦国末期まで続いた西国の有力大名である。最盛期には関門海峡をはさむ現在の山口県・福岡県・大分県北部の守護職を確保しており、その勢力は近隣の島根県西部、広島県西部、佐賀県・長崎県にも及んでいた。その大内氏が家臣との主従関係の維持や地域経済の活性化のために、妙見信仰等の宗教とどのように向き合ったのか。中世後期の領国支配と寺社との関係について考察する。
序章
一 室町期大名研究の現状
二 中世後期宗教研究の現状
三 大内氏研究の現状
四 妙見信仰研究の現状
五 問題提起
六 本書の構成
第一部 家臣団統制と自己認識
第一章 領国形成と家臣団
はじめに
一 多々良氏から大内氏
二 家臣団の構成
三 家臣団の糾合
おわりに
第二章 本拠地の変遷
はじめに
一 大内氏と大内
二 明使の滞在地
三 山口が本拠地となる契機
おわりに
第三章 在京と自己認識
はじめに
一 在京以前の義弘
二 在京以後の義弘
三 大内氏の自己認識
おわりに
補論 近世の文学・演劇に描かれた大内氏
第二部 地域支配と寺社
第一章 山口の都市空間
はじめに
一 発展と衰微
二 都市の境界
三 都市民の文化と大内氏
おわりに
補論1 時乗寺院と交通
補論2 赤間関・長府の祭礼
第二章 応永の乱と祭礼
はじめに
一 南北朝期の堺
二 堺防衛の方策
おわりに
第三章 地域共同体と神社の祭祀
はじめに
一 防府天満宮
二 長門国大井郷八幡宮
三 長門国正吉八幡宮
おわりに
第四章 海辺の武装勢力
はじめに
一 海賊と海上交通
二 警固衆と海上軍事力
三 倭寇と九州進出
おわりに
第三部 氏神と氏寺
第一章 興隆寺と二月会
はじめに
一 興隆寺の組織と空間構造
二 大内氏の妙見信仰と上宮
三 大内氏と二月会
おわりに
第二章 大内氏と妙見信仰
はじめに
一 在庁官人多々良氏と妙見信仰
二 妙顯と琳聖太子
三 妙見の形象
四 妙見信仰と祖先伝説
おわりに
第三章 妙見の変貌
はじめに
一 氏神の変質
二 寺社とまじない
おわりに
第四章 日本中世の妙見信仰
はじめに
一 鎮宅霊符信仰の伝来以前
二 武士団と「星」の信仰
三 妙見信仰と鎮宅霊符信仰
おわりに
終章
一 本書の要点
二 領国支配と寺院
三 領国支配システムと宗教
四 展望と今後の課題
初出一覧
あとがき
索引
一 室町期大名研究の現状
二 中世後期宗教研究の現状
三 大内氏研究の現状
四 妙見信仰研究の現状
五 問題提起
六 本書の構成
第一部 家臣団統制と自己認識
第一章 領国形成と家臣団
はじめに
一 多々良氏から大内氏
二 家臣団の構成
三 家臣団の糾合
おわりに
第二章 本拠地の変遷
はじめに
一 大内氏と大内
二 明使の滞在地
三 山口が本拠地となる契機
おわりに
第三章 在京と自己認識
はじめに
一 在京以前の義弘
二 在京以後の義弘
三 大内氏の自己認識
おわりに
補論 近世の文学・演劇に描かれた大内氏
第二部 地域支配と寺社
第一章 山口の都市空間
はじめに
一 発展と衰微
二 都市の境界
三 都市民の文化と大内氏
おわりに
補論1 時乗寺院と交通
補論2 赤間関・長府の祭礼
第二章 応永の乱と祭礼
はじめに
一 南北朝期の堺
二 堺防衛の方策
おわりに
第三章 地域共同体と神社の祭祀
はじめに
一 防府天満宮
二 長門国大井郷八幡宮
三 長門国正吉八幡宮
おわりに
第四章 海辺の武装勢力
はじめに
一 海賊と海上交通
二 警固衆と海上軍事力
三 倭寇と九州進出
おわりに
第三部 氏神と氏寺
第一章 興隆寺と二月会
はじめに
一 興隆寺の組織と空間構造
二 大内氏の妙見信仰と上宮
三 大内氏と二月会
おわりに
第二章 大内氏と妙見信仰
はじめに
一 在庁官人多々良氏と妙見信仰
二 妙顯と琳聖太子
三 妙見の形象
四 妙見信仰と祖先伝説
おわりに
第三章 妙見の変貌
はじめに
一 氏神の変質
二 寺社とまじない
おわりに
第四章 日本中世の妙見信仰
はじめに
一 鎮宅霊符信仰の伝来以前
二 武士団と「星」の信仰
三 妙見信仰と鎮宅霊符信仰
おわりに
終章
一 本書の要点
二 領国支配と寺院
三 領国支配システムと宗教
四 展望と今後の課題
初出一覧
あとがき
索引