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葬儀業のエスノグラフィ

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著者	田中大介著
出版社	東京大学出版会
ジャンル	入門・お経・実用 > 生・死、福祉・医療
出版年月日	2017/01/25
ISBN	9784130563109
判型・ページ数	A5・263ページ
定価	本体5,200円＋税
在庫	お取り寄せ

この本の内容

現代日本社会の死をめぐる儀礼を人類学的アプローチによって明らかにする。葬儀社・関連業者で現場作業に従事しながら得た経験的事例を豊富に提示しながら、葬儀の現在を総合的に分析しつつ、高齢社会となった日本における「現代の死」とは何か、多元的な問題群に挑む。

序章　死をめぐる儀礼と産業の結びつき
　1　問題の所在
　2　先行研究の展開
　3　小括
第1章　日本における葬儀業の歴史的展開
　1　葬儀業の原初形態
　2　専門業者の成立
　3　サービス産業への道程
　4　小括
第2章　葬儀業界の構成
　1　市場規模
　2　業界団体
　3　業種間ネットワーク
　4　小括
第3章　葬儀社の仕事
　1　N社
　2　仕事の連鎖
　3　知識と能力
　4　小括
第4章　新しいサービスの創出
　1　儀礼空間の演出
　2　家族葬
　3　ライフエンディング・デザイン
　4　小括　
第5章　ケア産業としての葬儀業
　1　ケアと葬儀業
　2　デス・ワークとデス・ケアの接点
　3　ケア文脈の諸相
　4　小括
第6章　つくられる葬儀
　1　葬儀のイノベーション
　2　「マクドナルド化」論を超えて
　3　葬儀をつくる―文化資源論の視座から
第7章　「現代の死」と葬儀業
　1　現代葬儀における能動性と創造性
　2　わたしらしい死

参照文献
あとがき
索引