新聞掲載広告(2024年9月~) - 2025.08.22
禅語の茶掛を読む辞典 【講談社学術文庫2411】
書の世界――角田恵理子
[あ行]
雨過ぎて夜塘秋水深し(あめすぎてやとうしゅうすいふかし)
雨を聴いて寒更尽く、門を開けば落葉多し(あめをきいてかんこうつく、もんをひらけばらくようおおし)
暗香浮動月黄昏(あんこうふどうつきこうこん)
庵中閑かに打坐す(あんちゅうしずかにたざす)
安眠高臥して青山に対す(あんみんこうがしてせいざんにたいす)
行きては到る水の窮まる処(いきてはいたるみずのきわまるところ)
一(いち)
一雨千山を潤す(いちうせんざんをうるおす)
……(以下略)