植民地台湾と日本仏教 【龍谷叢書38】

著者 中西 直樹
出版社 三人社
ジャンル 歴史・資料 > 歴史
出版年月日 2016/06/30
ISBN 9784908147692
判型・ページ数 A5・358ページ
定価 本体4,800円+税
在庫 お取り寄せ
本書は各宗派の資料を通して、日本仏教の布教課題や他地域の植民地の情況、台湾旧慣宗教と台湾布教の関係を明らかにする。半世紀に及ぶ戦前日本仏教における台湾布教の全体像の解明を試みた一冊。
序 章 日本仏教の台湾布教概史
  一 本書刊行の意図
  二 台湾布教を取り巻く環境
  三 時代区分とその概要
第一章 従軍布教から占領地布教へ
  一 日清戦争と従軍布教
  二 台湾戦線と従軍布教
  三 本願寺派と曹洞宗の占領地布教
  四 諸宗派の布教着手状況
第二章 占領地布教と各種付帯事業の展開
  一 曹洞宗・本願寺派・大谷派の布教
  二 諸宗派の布教
  三 日本語学校の経営状況
  四 各種付帯事業の概要
第三章 植民地布教への転換と布教停滞
  一 占領地布教の実情
  二 台湾総督府の方針転換と布教の衰退
  三 寺廟末寺化禁止後の各宗派の動向
第四章 日本仏教の南清進出の背景と布教実態
  一 大谷派内部事情と南清進出の経緯
  二 大谷派南清布教の展開
  三 臨済宗南清進出と総督府の支援
  四 本願寺派南清進出の実情
第五章 一九〇〇年廈門事件追考
  一 先行研究の検討
  二 廈門事件の検証
  三 事件直後の世論と賠償請求問題
  四 世論の推移と大谷派の対応
第六章 台湾仏教懐柔策と南瀛仏教会の設立
  一 台湾総督府の宗教施策の転換
  二 曹洞宗と台湾仏教中学林
  三 臨済宗と鎮南学林
  四 諸宗教の布教動向
  五 南瀛仏教会の設立
第七章 十五年戦争下の皇民下運動と本島人布教
  一 満州事変後の宗教施策と南進論
  二 日中開戦後の公葬問題と神仏対立
  三 総督府宗教施策の展開
  四 各宗派本島人布教の活発化
附 章 南洋布教の概要
  一 マレー半島の布教概況
  二 フィリピン諸島の布教概況
  三 南洋群島の布教概況
  四 その他の地域の布教概況
あとがき
索引

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