『修証義』解説

道元禅師に学ぶ人間の道

著者 丸山 劫外
出版社 佼成出版社
ジャンル 日本仏教 > 禅宗系
出版年月日 2016/04/30
ISBN 9784333027323
判型・ページ数 4-6・193ページ
定価 本体1,400円+税
在庫 お取り寄せ
明治時代の中頃に、道元(1200-1253年)の主著『正法眼蔵』から抜粋して編集された『修証義』。曹洞宗の「宗典」であると共に、広く仏教徒の生き方を説くものでもある『修証義』を、原文・訳文・解説の三段構成で、著者の体験を織り交ぜながらわかりやすく解き明かす。
刊行に寄せて

序説 『修証義』とは何か?
 『修証義』の成り立ち
 『修証義』の大意

第一章 総序(第一節~第六節)
 生と死を明らめるとは
 死が自然に訪れるまで生きぬく
 人間として生まれ生きており
 大いなるものに生かされている命
 因があり縁があって花が咲く
 因と果は三世にわたって続く
 過去から未来へ、一つながりの命
 いつか消える人類、地球、太陽
 今ある命をひたすらに生きる

第二章 懺悔滅罪(第七節~第十節)
 まことの懺悔なくしては入れぬ門
 悔いなき人生は執着なき心から
 将来仏祖となる自覚をもとう
 真の懺悔には仏祖の助けあり

第三章 受戒入位(第十一節~第十七節)
 仏法僧を心から敬うために
 霊の力で苦の解決はできない
 私の胸に響いた「心の声」
 苦から解放するのは自らの身心
 三宝に帰依すれば無上の覚りあり
 浄信とは自他が一つと信じること
 戒は信心からの自発的行為
 仏教徒として生きるための灯り
 お酒はお清め程度のたしなみ
 戒は覚りに導く具体的な指標
 我は仏と目覚め、仏として歩む

第四章 発願利生(第十八節~第二十五節)
 衆生を彼岸に渡そうという願い
 授け授けられ老病死海を渡りたい
 布施は世のため人のため
 お布施は仏法僧へのお供え
 心からの帰依と感謝の念を込めて
 愛語とは慈愛に溢れた言葉
 困っている人を助ける、これが菩薩
 他者の苦悩に寄り添い救うこと
 教えを灯りとして今日を生きる

第五章 行持報恩(第二十六節~第三十一節)
 般若とは仏の御いのちの現れ
 苦悩の人生で出会う仏の教え
 仏祖の行持より来たれる慈恩
 今生のわが身を菩薩として生きる
 たとえ一日の修業でも諸仏の種
 発心・修業・菩薩・涅槃の心こそ仏
 一度の人生、よくぞ仏教に出会いし

附巻 『修証義』原文と”詩訳”

あとがき
参考文献

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