新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
地域社会をつくる宗教 【叢書 宗教とソーシャル・キャピタル2】
宗教は地域社会で人々の協調的な活動を促し、地域の効率性を改善してコミュニティ機能を創造・再生する役割を果たしえるのか。日本各地の多種多様な取り組みをふまえつつ、ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)を鍵概念に、その可能性と課題を導き出す。
刊行にあたって(櫻井義秀・稲場圭信)
まえがき(大谷栄一)
総論 宗教は地域社会をつくることができるのか?(大谷栄一)
はじめに――「無縁社会」の意味するもの
1 地域社会における宗教の公共的役割
2 「地域社会と宗教」の研究
3 ソーシャル・キャピタルと「宗教の社会活動」
おわりに─「共にする」こと
I 地域社会と切り結ぶ宗教
第一章 地域社会と神社(藤本頼生)
はじめに
1 神社祭礼を支える人的資源
2 明治末期の神社整理がもたらしたもの
3 信仰をささえる「講」と地域社会
おわりに
第二章 地域社会と寺院(山口洋典)
はじめに――聖域が奪われていく時代に
1 地域社会と寺院を巡る視点
2 宗教施設の活動拠点化がもたらす主客の反転
3 まちと「呼吸するお寺」――大阪・浄土宗應典院の実践から
4 地域社会と寺院を結ぶ三つの資本と時間軸
おわりに――聖域が護られていく時代へ
第三章 在日コリアン寺院――ローカリティ/トランスナショナリティの視座から(宮下良子)
はじめに
1 在日コリアン寺院のネットワーク
2 コリアン・ニューカマーの宗教者たち
3 トランスナショナルな状況
4 在日コリアン寺院のネットワークにみるソーシャル・キャピタル
column
○現場からの声(1) 現代人にとって「宗教」とは(中尾伊早子)
II 社会問題への対応
第四章 過疎と寺院(櫻井義秀)
はじめに――人口減少の時代と地域社会
1 限界〈寺院・神社・教会〉
2 北海道の過疎と寺院
3 寺院と地域社会
おわりに――過疎地域の寺院が果たす社会的貢献
第五章 支縁のまちネットワーク(宮本要太郎)
はじめに
1 前史としてのソウルイン釜ヶ崎
2 理念と目的
3 活動の実績
4 〈越境〉による無縁=結縁の試み
5 おわりに――改めて「無縁社会」をめぐって
第六章 沖縄におけるキリスト教系NPOのホームレス支援――親密圏の回復と「自立」の葛藤(白波瀬達也)
はじめに――貧困、社会的排除に向き合うFRO
1 沖縄県におけるホームレス問題とFRO
2 ホームレスを支援するキリスト教系NPO
3 公金に依存せず大規模な事業展開を可能にするメカニズム
4 「自立」の葛藤
おわりに
column
○現場からの声(2) 「安住の地」を地域に拓く(渡辺順一)
III 生成する新しいつながり
第七章 ボランティアする人たちの動機にみる宗教性(板井正斉)
はじめに――あなたはなぜボランティアするのですか?
1 ボランティアをめぐる動向――そもそもボランティアは増えているのか
2 なぜ増えないのか――動機と宗教をめぐる変化
3 ボランティア活動動機にみる宗教性の研究動向
4 個人からつながりへ――SCの可能性と課題
おわりに――宗教とは言わないボランティア
第八章 集合墓を核とした結縁――「桜葬」の試み(井上治代)
はじめに
1 NPO法人エンディングセンター「桜葬」の試み
2 会員の「語り」を通してみえてくるもの
3 「桜葬」と「橋渡し型」ソーシャル・キャピタル
おわりに
第九章 宗教のインターネット活用が築くソーシャル・キャピタル(黒崎浩行)
はじめに
1 順光寺の場合
2 新宮神社の場合
3 地域を越え、関心を共有する個人と直接つながる
4 ソーシャル・キャピタル形成の視点から
結びにかえて
column
○現場からの声(3) ともに寄り添い、ともに学ぶ(吉水岳彦・山下千朝)
あとがき(藤本頼生)
まえがき(大谷栄一)
総論 宗教は地域社会をつくることができるのか?(大谷栄一)
はじめに――「無縁社会」の意味するもの
1 地域社会における宗教の公共的役割
2 「地域社会と宗教」の研究
3 ソーシャル・キャピタルと「宗教の社会活動」
おわりに─「共にする」こと
I 地域社会と切り結ぶ宗教
第一章 地域社会と神社(藤本頼生)
はじめに
1 神社祭礼を支える人的資源
2 明治末期の神社整理がもたらしたもの
3 信仰をささえる「講」と地域社会
おわりに
第二章 地域社会と寺院(山口洋典)
はじめに――聖域が奪われていく時代に
1 地域社会と寺院を巡る視点
2 宗教施設の活動拠点化がもたらす主客の反転
3 まちと「呼吸するお寺」――大阪・浄土宗應典院の実践から
4 地域社会と寺院を結ぶ三つの資本と時間軸
おわりに――聖域が護られていく時代へ
第三章 在日コリアン寺院――ローカリティ/トランスナショナリティの視座から(宮下良子)
はじめに
1 在日コリアン寺院のネットワーク
2 コリアン・ニューカマーの宗教者たち
3 トランスナショナルな状況
4 在日コリアン寺院のネットワークにみるソーシャル・キャピタル
column
○現場からの声(1) 現代人にとって「宗教」とは(中尾伊早子)
II 社会問題への対応
第四章 過疎と寺院(櫻井義秀)
はじめに――人口減少の時代と地域社会
1 限界〈寺院・神社・教会〉
2 北海道の過疎と寺院
3 寺院と地域社会
おわりに――過疎地域の寺院が果たす社会的貢献
第五章 支縁のまちネットワーク(宮本要太郎)
はじめに
1 前史としてのソウルイン釜ヶ崎
2 理念と目的
3 活動の実績
4 〈越境〉による無縁=結縁の試み
5 おわりに――改めて「無縁社会」をめぐって
第六章 沖縄におけるキリスト教系NPOのホームレス支援――親密圏の回復と「自立」の葛藤(白波瀬達也)
はじめに――貧困、社会的排除に向き合うFRO
1 沖縄県におけるホームレス問題とFRO
2 ホームレスを支援するキリスト教系NPO
3 公金に依存せず大規模な事業展開を可能にするメカニズム
4 「自立」の葛藤
おわりに
column
○現場からの声(2) 「安住の地」を地域に拓く(渡辺順一)
III 生成する新しいつながり
第七章 ボランティアする人たちの動機にみる宗教性(板井正斉)
はじめに――あなたはなぜボランティアするのですか?
1 ボランティアをめぐる動向――そもそもボランティアは増えているのか
2 なぜ増えないのか――動機と宗教をめぐる変化
3 ボランティア活動動機にみる宗教性の研究動向
4 個人からつながりへ――SCの可能性と課題
おわりに――宗教とは言わないボランティア
第八章 集合墓を核とした結縁――「桜葬」の試み(井上治代)
はじめに
1 NPO法人エンディングセンター「桜葬」の試み
2 会員の「語り」を通してみえてくるもの
3 「桜葬」と「橋渡し型」ソーシャル・キャピタル
おわりに
第九章 宗教のインターネット活用が築くソーシャル・キャピタル(黒崎浩行)
はじめに
1 順光寺の場合
2 新宮神社の場合
3 地域を越え、関心を共有する個人と直接つながる
4 ソーシャル・キャピタル形成の視点から
結びにかえて
column
○現場からの声(3) ともに寄り添い、ともに学ぶ(吉水岳彦・山下千朝)
あとがき(藤本頼生)