新聞掲載広告(2024年9月~) - 2024.11.19
燈史1 【五山版中国禅籍叢刊1】
景徳伝燈録・嘉泰普燈録
達磨禅の伝燈嗣承を、各祖師の機縁や語句を中心として師資相承の系譜順に集成した文献が燈史(禅宗史書)。本巻には宋代の大部三種を収録。
宋初に入蔵した『景徳伝燈録』三〇巻は著名な重要文献。近年古版の影印がなされるが、みな小異があり、五山版は本巻が最初。しかも最古の完本である国会図書館本を収める。この『景徳伝燈録』を最初とする宋代五燈録の第四が『聯燈会要』三〇巻。宋版の伝本はなく、五山版も完本はここに収録する両足院蔵本のみ。斯界待望の貴重文献の公開であり、従来不毛の本書文献研究に大きく寄与するテキスト。同じく第五の『嘉泰普燈録』三〇巻は、五山版の伝本はやや多いが、やはり影印は最初。これも両足院本を採録。
景徳伝燈録
嘉泰普燈録
嘉泰普燈録