新聞掲載広告(2024年9月~) - 2025.08.25
中国禅思想史
本書は、禅宗研究の分野で多くの成果を挙げてきた著者が、「社会における禅宗の位置」という新たな視点に立って叙述した中国禅思想の通史である。
著者の数十年にわたる研究を踏まえ、その到達点を広く一般の読者に向けて提示する。
第一章 達摩から東山法門へ
第二章 東山法門の中原への進出と「北宗」の誕生
第三章 荷沢神会の活動と影響
第四章 馬祖・石頭の登場と正統性の確立
第五章 語録の世界
第六章 唐から宋へ
第七章 叢林生活の安定
第八章 禅僧と士大夫
第九章 看話禅の成立と影響
第十章 叢林の変容
第十一章 国家主義と世俗化の進展
第十二章 中国社会への埋没
第十三章 禅の衰亡
第十四章 近代の衝撃
第十五章 試練の中での再出発